まちづくりと政争

 町立保育所3園存続の請願を議会が9対6で採択したしたことによる巻き返しが図られようとしている。どこの誰がどのようにということは今の段階では言えない。

 

 今回の民営化計画が提出された背景は何だったのか。あまりにも突然で、実現不可能な内容。執行部が本気で民営化を進めるのなら、もっと緻密で丁寧な長期的展望でやらなければ実現できなかったと思う。2度の民営化反対の請願採択という過去の事実。まして今回、2園同時、しかも即8月公募開始というのは最初から暴挙です、と断っているようなもの。

 

 今回の請願採択で民営化の流れはストップさせたように見えるけれど、計画を提案した執行部側が簡単に「はいそうですか」と自前で予算化、建設するはずはない。もう一波乱も二波乱もあると思う。

 

 まちづくりにはいろんな流れがある。今回のように町中を大騒動して、お互いを攻め合うそんな事案では様々な憶測が働き状況を悪化させる。その悪化の原因の多くには「面子」の影が。これが働いていることが意外に大きく、しかも表面には見えない。まちづくりの頓挫する事象の多くを見聞きしている私はいつもことがあるたびに自戒する、決して「政争の具」にしてはならないと。具にしてしまうと本質が隠れ、見えなくなる。だから大切なものはその嵐から守らねばならない。

 

 そのためにはある程度の妥協が必要。ところがそれは同じ陣営からすると、変説?と見なされ、なめられていると非難を受ける。それで陣営の方向性がブレる。そしてもめ、力が弱まる。問題は何のための論議、そしてわが組織の置かれた状況、そしてその組織で何が必要とされ、何が大事なのか、そこを見極めることが大切なのだ。

 

 民営化をストップさせた請願採択を3度も行った町はおそらくそうない、否、ほとんどないかもしれない。だからこの流れを止めたくない。

 

 さあ、どう動く?!