2022年

10月

30日

ジェンダー平等の学び

 昨日、大野城市のまどかぴあで行われた、大野城市共生ネットワークの講演会に行ってきました。

 

 講師の倉富史枝さんは、今年の7月に粕屋町でもさくらホールで講演会をされましたし、以前にも何度かお話を聞いたことがありますが、今回どうしてもお尋ねしたかったことがありましたので、講演後お時間をいただいて機会を作ってもらえるようにと、出かけた次第です。

 

今、パートナーシップ宣誓制度について勉強中です。

 

 「粕屋町男女共同参画推進条例」の第1条(目的)に、「性に関わらず、すべての人の人権が尊重され、男女が共にあらゆる分野に参画する活力あるまちづくりを実現することを目的とする。」とありますが、早期にできた他の自治体の条例にはこの「性に関わらず」という言葉がないので、どういう背景があったのかを尋ねたかったのです。

 

 というのも粕屋町が条例を作った時に専門家としてサポートしていただいたのが「NPO法人福岡ジェンダー研究所」であり、その理事が倉富さんなのです。

 

 粕屋町の条例に「性に関わらず」という言葉があることを発見できたことは大きな収穫でした。「パートナーシップ宣誓制度」について学ぶ今、ジェンダー平等への道しるべとなる「性に関わらず」。

 

 そのことの深い意味が灯台の灯のように私を導きます。性に関しては「男女」しか眼中になかった自分を恥じ入っています。

 

 粕屋町はこの4月にパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度を導入しましたが行政サービスを展開するにあたって、基本となる条例他法整備が必要になるのではないか、どうなんだろうと疑問に思っていました。ところがその心配は杞憂に終わりました。

 

 社会の流れを意識して、このジェンダフリーの考えをすでに「粕屋町男女共同参画推進条例」に盛り込んでくださっていたということが、倉富さんの言葉で明確になりました。

 

 わかっていなかったのは、本田だったということです。今年度、福岡県女性議員ネットワークの代表となり、研修会の内容などもきちんと把握する必要があります。

 

 11月14日に県議会棟で行う研修会のテーマは「結婚の自由をすべての人に~誰もが生きやすい社会を目指す~」という内容で、同性間での婚姻を認めていない現在の法制度(民法及び戸籍法)の違憲性を訴えて、裁判闘争をされている当事者おふたり、弁護士さん3人に来た頂いてお話を聞きます。

 

 その後パートナーシップ宣誓制度を導入している、粕屋町を含む5自治体の話を各自治体の議員が発表します。

 

 粕屋町の行政サービスを確認し、他自治体の状況も学べる良い機会になっていることに深く感謝しています。

 

 「ジェンダーギャップ指数の順位を上げるには」に関しては別の機会に述べる予定です。

 

 

2022年

10月

28日

シュウメイギクとローズヒップ

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2022年

10月

22日

アサギマダラがやってきた

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2022年

10月

19日

3か月分の給食費の無償化

 10月18日に臨時議会が開かれました。電気・ガス・食料品当価格高騰重点支援地方交付金を含む3億4763万円の補正予算の提案があり、賛成多数で可決。本田は賛成しました。

 

 その中に給食事業費減額の提案がありました。給食事業収入、2億7709万円から7004万円を減額して保護者の負担を少しでも軽減しようとするものです。その財源は交付金と財政調整基金の切崩し、およそ半々で賄われます。

 

 その内訳は

  • 小学生総額4398万円(4300円×3か月3410人)
  • 中学生総額2605万円(5200円×3か月×1670人)

 この軽減措置は12月~2月までです。

 

 今日の新聞記事によると物価値上げのピークは本年度年末と予測されています。

 

 今年9月までに延べ1万3068品目が値上げされ、10月値上げは今年最多の6699品目と突出しているとのことでした。今後もこの勢いは止まりそうにもありませんね。

 

 3か月という期間限定ではありますが、この給食費の軽減措置で子育て世帯の家計が少しでも楽になるといいですね。

  

2022年

10月

17日

糟屋評造(かすやのこおりのみやつこ)、つきしねのむらじ廣國という名の長官

 10月16日にさくらホールで「阿恵官衙遺跡 国指定記念シンポジウム」が行われ、遺跡の紹介、基調講演、事例報告そしてシンポジウム「阿恵官衙遺跡の将来を考える」がありました。

 

 遺跡発掘の報告や学術的意義などは今まで何度も聞いていましたし、「遺跡保存活用計画」の発表もありましたのである程度はわかっていたつもりでしたが、こうやってまとめられると、この遺跡の本当のすごさを再確認させられ,驚いています

 

 糟屋評造(かすやのこおりのみやつこ)という役職で「つきしねのむらじ廣國」という名前の方の存在は知られていました。その彼が作らせた梵鐘が京都妙心寺にあることも、その内側に記されている文字でわかっています。

 

 ところが、発注者が明らかになっているものとしては国内最古の、この梵鐘を作らせた、長官の勤めていた役所の所在は長い間不明でした。

 

 平成25~28年の九大農場跡地の発掘調査で、政庁と正倉、また、新たな古代道路の発見までありましたが、この阿恵官衙遺跡こそ、その「糟屋評」の政庁だったということが分かったのです。下の図は、九大農場跡地の発掘現場です。

 

 飛鳥時代から奈良時代にかけて作られた糟屋郡の政庁跡、九大農学部の農場があったことで乱開発を免れたようです。

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2022年

10月

15日

秋バラが咲き始めました

 我が家の鉢植えのバラの花が少しずつですが、開き始めました

 

 出品する予定の文化祭まであと3週間。何とか期日に合わせて咲くように、毎日祈りながらの水やりです。

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2022年

10月

13日

読書バリアフリー法

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2022年

10月

08日

3年ぶりのよさこい

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2022年

10月

05日

電子図書館導入

 粕屋町もついに電子図書館を来年4月から導入することになりました。

 

  9月定例議会の補正予算で、電子図書館事業として392万円が計上されていました。近隣では古賀市、宇美町などが導入済みで、粕屋町はどうなんだろうと思っていた矢先でした。

 

電子図書館とは、実際に図書館に行かなくてもインターネットを通じて自分のパソコンやスマートフォンなどから電子図書を無料で借りて読むことができる=

 

 補正予算特別委員会での図書館長の説明

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 大野城市・粕屋町・志免町・新宮町の4自治体と協定を結び、広域によるサービスを行う。タイトル数4500としてその経費は、単独で導入の場合は1808万円、4自治体でタイトル数を人口割で分配した場合の計算では、粕屋町は392万円と抑えられる見込み。

•導入メリット

  1. 来館せずに借出、返却が365日、何時でもできる
  2. 音声機能により、高齢者や障がいを持つ人への支援充実。

•導入デメリット

  1. 導入時のコスト負担が大きく、書籍の種類が少ない
  2. 一書籍の利用回数が限られている。

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 広域圏内は自由に借り出しができると思いますので、単独導入の4分の1の経費で、電子図書サービスが受けられる予定です。

 

 パソコンで読むより、やはり紙の本がいいと、あまり関心はありませんでしたが、日本はこの分野で遅れているようです。

 

 今年1月の発表では日本は917図書館での導入。全体では27.7%となっていますが、アメリカでは98%の図書館が導入済みということです。

 

 世界の流れに追いついていきたいですね。

 

 

2022年

10月

04日

バラに願いを込めて

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