26年度の予算案の審査の行方

 3月20日で3月定例議会は終わりました。PFI方式による給食センター建替えについては平成26年度の予算案に平成27年から43年までの68億円の債務を保証するという「債務負担行為」をつけての提案でした。

 

 その債務負担行為の部分をはずす修正案が提出されましたが、賛成は私を含めて4人、賛成少数となり却下されました。

 

 結局、原案通りの予算案が通りました。私は債務負担行為を外さなくなっても、この予算案には最終的に賛成することにしました。

 

 

 反対するにはもったいないほど内容が優れていたのです。本会議の賛成討論の冒頭に申しあげましたが、9年間の予算審議の中で各課の提案姿勢が最もよかったのです。

 

 3月11日から5日間、182の事務事業の予算案の説明がありました。最初の提案の仕方、質疑に対する応え、そして資料請求に関して、今まで9年間の中で最も納得のいく対応がありました。職員、特に主管、係長クラスの40代と思われる職員の対処の仕方が以前とは違って手応えを感じました。

 

 その理由は平成21年ぐらいから始まった総合計画後期基本計画策定によるものだと思います。すべての事業を総合計画に結び付け、それに沿った予算、決算審議がなされるようになり、併せて公会計基準モデルを採用し、財務4表の公表システムも完了しています。

 

 行政職員の地道な努力、それはどうしても評価したかった、それが今回の議会審議の正直な私の感想です。