躊躇(ちゅうちょ)

 何を躊躇するの?という問いが返ってきそうです。そうです、何をいまさら・・・・・と自分でも思います。人前に自分をさらすこと?十年の私に、今、少しの変化があります。

今までの私の行動は反発する対象や気がかりなことがあってその反発や不安ををエネルギーに変えていたように思います。

 

 ところが最近その反発する対象が消えてなくなると不安さえもどこかへ行きました。

 

 些細なことにとらわれ過ぎていたというか、どうでもよくなった?!

 65歳という年齢がそうさせるのかなとも思いますが・・・・・

 

 何もない「素」の自分がいて、その自分って私から見るとあんまり大したことなくて、そんな自分をさらけ出すのが急にみっともなくなった?というわけで躊躇?

 

 そう、困っています。 

 

 思いが深いと思っていたのは何だったの? それってパフォーマンス?!

 

 そうやって自分の心の中をのぞいています。

 

 23日に図書館でスペシャルお話会で大型絵本の読み聞かせをします。今日、リハーサル中にメンバーから指摘を受けました。「声に張りがありません。自信なく聞こえます」だそうです。そうだろうなと思います。

 

 えっ? それじゃ困るじゃん。そう、そうなんです。

 

 でも、そんな自分を楽しんでいる、別の「私」もいます。

 

 大丈夫、大丈夫って。

 

 きっと見つかるって。

 

 自分の胸の奥底をかすかな声(多分それは本物)を頼りにぐるぐる巡っています。

 もう少し待とう、焦ることはない、必ず「素」の自分の本当の思いがあるに違いない。

 

 友の目はそう語っています。