二つの研修の講師

 県議会棟で「福岡県女性議員ネットワーク」の研修会がありました。

 午前中はアメリカ在住の智子・リップさんに「アメリカの女性事情~ワークライフバランスを中心に」というテーマでお話していただきました。

 リップさんは若い頃アメリカに渡り、家のローンを組むときに女性という理由で銀行が融資をしてくれなかったことから、男女不平等の現実を知り、それ以後様々な仕事をしながら現在のコンサルティングの仕事をしておられる。その中で家庭と仕事の両立の現状、影響している社会的背景とその対策などを具体的に提示しながら多くの女性への啓蒙を続けておられる。

 午後は子どもとメディアのインストラクターの稗田佳子さんに「スマホ社会の子どもたち~その現実と対応」というテーマでお話していただいた。

 子どもたちの現実を取り巻く状況に一同びっくりすることばかり。平和で豊かな社会に潜む「闇」のようなものが段々大きく広がっているような気がして何とか食い止める対策が急がれる。

 

 私ができることは、まずは今しているブックスタートのボランティア活動で、若い保護者へその危険性を訴えること、15歳までに豊かな読書環境を用意すること、実際に体を動かす喜びを子どもたち自身が体感できる状況を作ることなど、とにかくやれることからしようと、教育委員会、PTAに働きかけようと心に誓いました。

 

下の写真はリップさんが進めている3R(Reduce,Reuse,Recycle)Art Fukuokaの活動でペーパーローズプロジェクトの作品です。二人で胸に飾ってパチリ。なんとこれはすべて古新聞紙でできているということでした。またリップさんのジャケットの襟は絞りの着物のはぎれを張り付けたもの、素敵な女性でした。