子どもの人口の推移と読書環境整備

12月議会の一般質問のために粕屋町の子どもの人口増を具体的にグラフにしてみました。

平成21年と26年ともに5月の統計です。


3歳、6歳と10歳の子どもが増えています。0~18歳までの子どもの伸びの合計は1306人。その中で際立って増えているのが6歳の112人、10歳の154人です。


この子たちの親も一緒に越してきているので、平成21年から26年までに増えた人口、3672人のそのほとんどが小学生のいるファミリーといえるのではないでしょうか。


新しい流れです。

以前は就学前の施設が充実しているので若い家庭の流入が多く、子どもが学齢期になると手ごろな価格で家が購入できる近隣の自治体への流失されるということが問題になっていました。けれども今は、入手しやすい戸建ての宅地が供給できているのと、大型高層マンションの出現で小学生を中心とした家族が流入するという逆の現象が起きています。


子どもの読書環境を充実させるにはというテーマで、粕屋町の変わる様子を的確にとらえて行政運営をしてほしいと、一般質問しました。


図書費を上げることは難しいですが、学校図書館と町立図書館の連携で、現在の予算に少しプラスすることでより良い読書環境が提供できるのではという趣旨の質問をしました。


回答としては、学校司書(6名のうち3名が正職、残り3名が臨職)の待遇改善問題で、臨時雇用形態から嘱託化の格上げを約束してくれました。長年の懸案事項でとても嬉しいです。


町立図書館に「子どもの読書活動推移進センター」を設置して学校図書館、保育園、幼稚園、ひいては今度開館する予定の「子ども館」へ本を巡回させる構想を提案をしましたが、教育長はこちらの趣旨がよくお分かりにならないようでした。


町立図書館開館15周年記念事業として今後言い続けるつもりでいます。