本年度の補正予算審議のポイント

 6日から26年度の補正予算の審議が始まり、9日の月曜日まで続きます。その後は27年度の予算審議に入ります。

 

 安倍政権は景気回復を願い国民に消費を励行、消費税を10%にできるようにするために様々な補助金を用意しています。地方創生先行型交付金と言います。それを活用すれば様々な特典が用意され、国の予算を我町に引き寄せることができるわけで、粕屋町の補正予算にも前倒しで組み込まれ、昨年に引き続きいつもより金額が大きいものになっています。

 

 来年度事業のものが政府の交付金(補助金)を使って今年最後の補正予算に組み込まれ、来年度の予算はその分減額となります。気をつけて見ていないと見落として後であの事業はなくなったのだろうかということになるので、いつもよりその交付金をポイントに質問をしていきます。

 

 話は変わりますが、教育長は教育委員会の審議の前に昨月起きた上村僚太さんの事件に関して、粕屋町でも2週間以上学校を欠席、学校との連絡が取れていない子どもはいないかどうかを調査して、そのようなことはなかったと報告されました。それも大事ですが、地域での子どもたちの様子も調べてほしいと思いました。上村さんのケースはスーパーなどでたむろしている様子を多くの大人は見聞きしていたはずと思うので。

 

 通り一遍の報告ではなく、粕屋町として、大人社会の一員としてもっと踏み込んだ内容が欲しいと思いました。私自身が何ができるのか、重い課題です。

 

 粕屋町の不登校児童生徒は2年前の、各校長先生による学校経営発表会で報告された数より少しづつ減少しているようですが、数値化するので数が減る手段を講ぜざるを得ず、実際この2月の報告では減少しつつあると報告がありました。でも問題が抜本的に解決しているわけではないのです。

 

 春はもう、すぐそこまで来ているのですが、重い気持ちを抱えているお子さんはどうしているでしょうか。早め早めに何らかの対策が打てるよう、そしてどの子も喜んで学校に行けるよう、そんな粕屋町を作らねばと思っているところです。