2度の強行採決と報道

 台風対策でバラの枝を切りました。活けた花瓶の前に朝刊の大きな見出し。重い気持ちでいると、夕刊にも「与党また採決強行へ」。台風と安保法案の強行採決、どっちがニュース性があり重要なのでしょうか。

 

 今NHKの「ニュースウオッチ9」を見ていますが、台風関連の報道ばかり。井田予報士が何度も同じ内容を繰り返しています。9時から時間延長で10時55分まで115分の間に安保法案衆院通過の報道はわずかに20分だけです。しかもトップではなくて9時20分からでした。

 

 言論統制が行われていると思います。街角インタビューではまず賛成意見、そして批判的な反対意見、一人ずつでいかにも公平という感じです。大変なことが起こったという印象を極力避けよう、何事もなかったようにさりげなくという感じでした。

 

 日本という民主主義の国で、数に頼んで、理解されていないと首相自身も認めた法案採決への暴挙続きの国会。また、ニュースでは「60日ルールで参院から衆議院に送られ成立する」とこれまた何度も言っていました。

  

 国民がデモなどで反対してしないようにするための操作かなと推測しています。安倍首相の祖父の岸首相は55年前にデモが続いて退陣したと聞いているからです。