男女共同参画推進条例 全員賛成で可決

 昨日の11日に9月議会が閉会しました。

 9月議会で継続審査となった、粕屋町男女参画推進条例(案)が今回全員一致で可決となりました。9月定例会で上程されたときには「相談窓口の設置」という文言がなかったので、委員会審議で継続にしてもらい、閉会中に付託先の総務常任委員会を何度も開き、条例文を練り直しました。委員会の中で修正案を策定し、委員会修正案として「相談窓口を設置する」他11箇所の修正を加えたものを本会議にかけ、全員賛成で可決となりました。

 

 なぜその文言が入れられなかったかというと、役場の職員数が足りず、条例が実施できる可能性が低くなるので、人員配置ができるようになったらこの文言を入れる予定だったという発言でした。

 

 相談窓口の必要性を一般質問でも取り上げ、粕屋町の職員数は、全国的に見ても非常に少ないという事例を出して説明しました。全国で同じような人口の町での比較は138団体での9番目に職員の数が少ないのです。

 

 担当課の協働のまちづくりの職員も一緒になっての協力体制の中、6日開催の中嶋玲子さんの講演会も追い風となったと思います。福岡県下で44番目、今年3月にできた

男女共同参画基本計画は55番目でした。福岡県の自治体数は60、共に遅い制定ですが、

実行力があるかどうかが問題なので、そういう意味では閉会中の審議で男性群を巻き込んだことは良い結果をもたらすことでしょう。