前代未聞の増額修正案

 一昨日の23日の午後、28年度の当初予算特別委員会審議が終わり、委員会採決がありました。その時のことです。突然修正案が議員2名の連名で出され、仮採決(本議会でもう一度あります)があり、なんと可決したのです。

 

 その内容は、社会教育課から文化祭に町政60周年行事を催すために文化講演会費用として200万円計上、過去2年間催されていたミュージカルは中止します、という提案がありました。それに対しての修正をかけられたのですが、なんと300万円の増額という内容でした。

 

 ミュージカルは粕屋町の文化振興に寄与しているから存続すべきと昨年のかかった費用の300万円を増額上乗せの修正案、つまり文化講演とミュージカル費用で500万円を修正案とし、その財源は予備費の2000万円からでした。

 

 到底承服できるものではありませんでしたから反対したのですが、結果は可決となりました。最終日の本議会で同じ結果が出れば、予備費からお金を出して、繰り返しますが11月の文化祭に500万円で文化講演会、ミュージカルが行われるようになるということです。

 

 給食センター建設で、昨年6月文科省に補助金申請を出さなかったために1億8千5百万円の補助金が降りず、財政調整基金からの持ち出しで建設業者に支払わなければならないことに、また水鳥橋の落橋にも予算が出せず、問題を来年まで持越しという中での、増額修正案の可決。

 

 やはり粕屋町議会はおかしい。危機です。

 

 どうすれば町民の皆さんに納得・応援していただける反対討論ができるか、かといってその主張が28日の本議会で通らなければ何にもならないのです。ここで根回しが必要になるということになるのでしょうが、それが大の苦手。人から依頼されるのも否、こちらから持ちかけるのも否、さあどうする、よしえさん、正念場だよ!