俳句遊び

 長者原下区の公民館で夏休み「うておうて塾」の、夏休み工作、俳句遊びがありました。「うておうて塾」は介護福祉課の事業で地域の高齢者と子供会の触れ合いという目的で行われ、下区は今年から行うようになりました。今回、私はこの俳句遊びの会の企画・実務を担当しました。もちろん、昨年より下区の老人会の会員としてです(65歳以上)。

 

 子どもたちは最初なかなか乗ってこなかったのでどうなるだろうと思いましたが、福寿会(下区老人会)の方の指導がすごいかった。俳句は大場さん、ちぎり絵は佐藤さん、共に粕屋町文化協会で長年研鑽を積んでこられたお二人の力、色紙掛けは男性群の力作で、素晴らしいものができました。子どもたちはみんな来年も絶対したいと意気揚々と帰っていきました。

 

 地域の触れ合いは近年なかなか難しいものがあります。特に子供会は役員が1年交代ですので、活動に蓄積がなく、一般の保護者との関係にとても悩まれています。私としては、何も持ってこなくてよいから気軽に参加してほしいという気持ちで始めましたが、受ける子供会はとても慎重でした。行事を増やしたら次の役員のなり手がいないということが大きな理由でした。また福寿会の方も運営に保護者の参加があってもいいのではないかと何度も言われました。

 

 保護者の負担をなくす考えで、用意するものは特に言いませんでした。子どもたちに何の気負いもなく参加してもらいたかったのです。色紙や筆ぺん、はさみなどは100円ショップで調達、ちぎり絵は佐藤さんの提供、そして昼食はパンとジュース、教材で使ったスイカをデザートに10蒔から13時までの3時間、2回の休憩をはさみましたが、子どもたちは段々に真剣な表情を見せるようになりました。

 

 参加者35名のうちい年生が10名、しかしその1年生の感性がすごかった、もちろんサポートしてくれた老人会の一言が大きいと思われますが。家に帰って子どもたちは出来上がった作品を家族にどう報告したのか、考えただけでもわくわく。企画大成功!

 

 公民館の輪が広がって、身近な存在になればいいな。