保護者説明会、当事者の強い懸念

 30日に引き続き7月1日にも説明会が開催されました。説明側は30日と同じで、子ども未来課の課長と住民福祉部の部長。保護者は昨日よりも多く60名を超えていました。時間も9時半過ぎまで、議員の参加は4人でした。昨日よりも男性の発言が多く、非常に理路整然と、しかも具体的に、質問されました。町長、副町長にこの方たちの思いが、課長たちの報告だけではたして十分に伝わるのだろうか、その辺が気になりました。なぜ出席されなかったのか、出席して利用者の思いを受け止めるべきでしたね。これも重い。

 

 説明は昨日と同じように課長1人が保護者の疑問に応えました。丁寧な応対でありますが内容には問題が多いので、昨日以上に保護者とのやり取りは厳しいものがあり、議会としてもどのようにすべきか、慎重にしかも期限つきなのでスピーディな審議を、と強く思いました。

 

 中央保育所には障がいがあるがゆえに私立園から入所を拒まれた園児が何人もいらっしゃるようです。やっとたどり着いた中央保育所の対応はとてもよく、安心して働ける状況になった喜びもつかの間、突然民営化の話。

 

 当事者でなくても、やはりおかしいし、違和感はありますね。話し合うといってもタイトなスケジュールと断って、次はなく、決まった法人となら話し合う機会持ちましょうという応え。最初から民営化待ったなしの内容を突き付けられています。

 

 6年前に民営化反対の請願が採択されたのをご存知の保護者がいて、課長や部長にその後どうなったのか質問をされましたが、課長は2年前に移動してきたからわからない、部長は沈黙です。ほかの方がさらに、出席議員に答えてくださいということを言われたので、部長にお断りして次のように応えました。

 

 「今日は保護者説明会なので、役場の方に十分質問してください。議会も突然でびっくりしています。議会に計画の発表があったのは6月議会中に何の前触れもなく突然に、でした。今は計画の説明を受けた段階です。7月4日に町長に出席していただいて厚生常任委員会を開きます。6年前の採択された請願のその後の検証、8月にいきなり福祉法人の公募など、議会としても納得いかないことも多く、きちんと審議しようと思っています」と応えました。

 

 民営化に反対で、町長の答えがほしいという方が何人もいらっしゃって、4日の動いを(どのように些細なことでも)保護者に報告してほしいと子ども未来課に要請がありました。

 

 明日の議会、厚生常任委員会での審議がとても重要になります。きちんと準備をしておかなければ、お互いにそれぞれの意見を言い合うだけの委員会になるので、委員会としての方向性をまとめることができたらと考えています。