処分要求書

 昨日の8月3日にある文書の存在が分かり、びっくりしているところです。

 

 7月20日にA議員から本田よしえに対しての「処分要求書」が議長あてに出ており、それを議長が受理され公文書となっていることが判明しました。また、誰もそのことを告げてくれなかったのでなおさら驚いているところです。

 

 何故、私にそのようなものが・・・・・・・

 

 そういえば、7月20日に議長から電話があったのを思い出しました。A議員の申し出により私を「懲罰に科する」発議が出ることになるけれどいいですかという内容でした。私は弁明すればわかることだからと「いいです」と応えておりました。

 

 ところが数日後、再び議長から電話があり、懲罰の動議は受理後3日以内に本会議場で発議がなされないといけないことが分かり、閉会中なのでその処分要求書による発議はないことになったというものでした。

 

 ことの発端は7月19日に開かれた「町立保育所建替え・民営化の関する特別員会」の時に私が委員長としてA議員に退場命令を出したことによるようです。私から名誉を著しく傷つけられたということだそうです。

 

 それでこの件は終わったのかと思いきや、また別の申し出をA議員がされ、7月28日の議会運営委員会で新たに議長から諮問が出て、私の委員会運営が非常に危険(委員長個人の思惑に誘導される)、権限の運用・範囲が理解できていない、性急に事を進めたがため委員長の職権の運用を誤ったというもので、改めるようにということなのです。

 

 何故こうしたことが続けて起きるのかいろいろ探っていたら、冒頭の「処分要求書」の存在にたどり着きました。公文書として残っており、閲覧するだけでも情報公開制度を使わなければならない書類となっていました。私とすれば身に覚えのないことで不名誉な事態です。

 

 思い余って東京の町村議長会に問い合わせたところ、公文書といえども議長預かりだから、懲罰の発議がなされない以上その処分要求書はA議員に返す処理をしなければならないという回答を頂きました。A議員の再三にわたる申し出に不愉快な思いをしましたが、議長もなぜ黙っておられしかも処理もされていないのか、とても不可解です。

 

 7月19日の退場命令を出したいきさつをおはなししましょう。

 

 特別委員会に説明員として町長に来ていただくようにお願いしていましたが、お忙しく30分しか時間がいただけませんでした。それでその30分の間に計画の変更をなさったことをご本人の口から伝えてもらおうと思っていました。議会としても意見交換会を22日に控え、そのことを保護者から突っ込まれたら返答に困るからです。

 

 法人の公募を8月から始めるようにしていたことを延期する計画変更を知らない議員、職員、保護者への対応をきちんとするためにどうしても町長から正式に議員全員に告げていただきたかったのです。何しろ議長すらご存知なかったのですから。

 

 そのことを町長に説明を求めようとすると先ほどのA議員が挙手の上、委員会運営が間違っているととうとうと持論を主張なさるのです。何度も言われるので一応A議員の主張を聞いたうえで、とりあえず今は時間がないので、町長が出られた後にその意見は述べてほしいとお願いしましたが聞き入れられず。強引にご自分の主張を続けられたのでやむなく委員長権限で退場命令を出しました。

 

 議会の委員会条例で退場命令は明記されているのでその措置をとったところ、意外にも簡単に退室されました。その時すでに開催時間は25分が経過しており、町長との約束時間は残り僅か。でも結局、町長はほかの事の言及はありましたが、延期については触れられず、またもや副町長からの説明で終わりました。

 

 そして、これがすべてを物語っていますが、29日の中央保育所での意見交換会の時になってもまだ3つの保育所職員には何の通知もなかったのです。法人公募の延期、仲原保育所の建設場所が隣接地ではなく、現在地となったことも。保護者も説明会・意見交換会に参加した人だけが知っているというのが実情です。突然の計画発表、突然の計画変更、次々に出る議会内のいざこざ。まさに正念場です。

 我が家のカノコユリ。このように美しい心持でありたいのですが、現実は”NO"!

 

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コメント: 8
  • #1

    UN (金曜日, 04 8月 2017 23:57)

    町立保育所民営化について、委員長として保護者へ責任を果たそうとしてくださり感謝いたします。
    A議員を退室させた件、委員会を傍聴された方から私も聞いていました。
    委員長として正しい判断で毅然とした運営だと思います。
    A議員は町長のために本田議員に圧力をかけているだけに見えます。
    委員会でもむしろ敢えて委員長に従わない態度を取ったのだと思います。
    なぜ、こうまで町長たちは強引に民営化を進めるたいのでしょうか。
    やり方が全くフェアでは無いと思います。
    どうしても民営化しなければならない理由があるなら、もっと説得力もった説明ができるはずです。
    この委員会の委員長がA議員でなく本田議員で本当に良かったです。
    どうぞ、その毅然とした姿勢を貫いてください。
    この問題について、町民にとって当事者にとって希望の持てる議会運営をお願いします。

  • #2

    中野敏郎 (土曜日, 05 8月 2017 07:07)

    美しい心持・・・引用ありがとうございます。
    そして、素敵なコメントもあり嬉しい限りです。
    依頼されていました件、まだ私的用件が忙し過ぎてできていません。
    私にも変な圧力ばかりで、どのように対処していこうかとこの大暑のなか考えております。
    UNさんの最後にあるように希望の持てる議会運営を目指したいものです。

  • #3

    本田よしえ (土曜日, 05 8月 2017 07:45)

    お2人のコメントを寄せてくださった方に感謝します。できるだけ客観的に書こうと思っているのですが、なかなか難しいですね。今まで委員長として慎重に対応しなければと自重していたところがありますが、今後はもう少し厳しくと考えています。これも一つの闘いです。潰されるわけにはいきません。粕屋町町政にとって今は一つの分岐点と捉えています。後世にあの時のかじ取りで今があると評価してもらえるよう頑張ります。それにしても保育所関係の皆さんのパワーには圧倒されますね。皆さんに会えて良かった。

  • #4

    一保護者 (土曜日, 05 8月 2017 07:45)

    困難な物事に対峙するときに、その人となりが非常に顕著に現れると、今回ほど痛感したことはありません。
    日々のメディアを通して政治家という人々に不信感を強く抱いていましたが、今回の活動の中でその感覚を一気に払拭させてくださる政治家の方々と出会いました。
    本田議員のブログを読んで、私たちに出来ることはなんだろうと頭を悩ませますが、こんなメッセージで応援するしか思いつかず。
    議会での退場処分、かっこよかったと膨張された方は仰っていました。そして、A議員はひどかったと。議会がぐちゃぐちゃになってしまったと。退場処分されて当然だとも。たった3名の膨張者ですが、この事実を知っている町民はたくさんいます。
    本田議員も、保護者の声を一生懸命聞いてくださる議員の方々も、どうか夏の暑さと圧力に負けないでください。
    いつも応援しています!

  • #5

    SK (土曜日, 05 8月 2017 07:47)

    本田議員の心意気、真摯と向かう姿はひしひしと伝わっています。

    それが真実の政治なんですか?残念です。町立はそのままに町で宝として残し、熱意ある民間園にどんどん入ってきてほしいのに、こんなんじゃ粕屋町住みやすいよ、と言えないです。
    議長は中立の立場であるはず。。。
    大事な書類のこと、『失念していました』とでもおっしゃるのでしょうか?

    介護保険もだんだんと税金を圧迫してきていますが、国が始めたこと。国がやれと言うことも、町の状態に応じた対応をしていかなければ、後で大変なことになります。

    本田議員の心に花を。
    中野議員の心に花を。

    当事者にも町民にも希望ある議会運営に一票を投じます。

  • #6

    MN (土曜日, 05 8月 2017 15:18)

    町立保育所民営化の件で、粕屋町の政治に興味を持ちました。どういった方々が私たちの「暮らし」に直結した政治を行っているのか。選挙期間中はみなさんの為の政治をしますなんて公言していましたが、実際は不信感が募るばかりです。せめてもの救いは本田議員のような常識あるかたがいらっしゃるということ。町の方達はみなさん分かって下さいます。私達が訴えていることは町立の存続だけではありません。今回の問題は政治そのものなんです。国会でも色々騒がれていますが遠い話でもなさそうですね。議員の方々のジャッジを強い眼差しで見つめております。どうかお身体に気をつけて、頑張って下さい。応援しております。

  • #7

    UN (水曜日, 09 8月 2017 08:43)

    8月8日のブログのことでコメントいたします。
    どんな内容の処分要求書だったかは開示されなかったんですね。
    おかしな話ですね、対象のご本人からの開示請求なのに。
    目の手術、おだいじになさってください。

    8月1日の委員会を傍聴された方から書き留めたメモを見せてもらいました。
    保育園での議員と町民の意見交換会では、議長は、6年前の請願内容について、老朽化対策は議会で何もしなかったことを認めて、けじめをつける。議会の姿勢を正す、2度とこのようなことが起こらないようにする、と大変立派な約束を宣言してくださいました。私は嬉しかったです。
    しかし、1日の委員会で議長は6年前の請願はもう効力は無いのだ、とのご意見を言われたようですね。二枚舌としか思えません。姿勢を正すと言われた人が、そんな発言はしないと思います。
    議会は町民の代表として町長と対峙する立場かと思いました。町長に賛同される方が議長では、意味が無いように思えます。
    6年前と全く同じ請願をまた議会へ提出するために、私たちは仕事と育児の合間に休みの日も署名活動しなくてはならない状況です。(手伝ってくださる議員さんも何人かおられます。ありがたいことです。)粕屋町の子どもたちのことを思えばこそやっています。本当なら、町立のまま建て替えか修繕がされていなくてはならなかったのではないでしょうか。議会はそのことを重く受け止めていただけますか。お願いします。

  • #8

    ゆうじ (水曜日, 16 8月 2017 20:46)

    インパール作戦の件でコメント投稿した ゆうじ です。 ここに辿り着いて一言だけ言わせてください…。 子供たちは未来の宝、地域の宝です。 だから、大人になるまで私たちが命がけで守り抜かねばなりません! 以上です。 命と人の尊厳を守る会 会員一同より