財務4表から3表へ

 粕屋町は平成21年度決算から順次準備を進め、平成23年度には土地開発公社の財務処理書類と連結して粕屋町全体の財務書類を作成・公表しています。県内の自治体の中では先進的事例でした。

 

 平成28年度の決算は、昨年からの総務省から発表された「統一的基準」を採用し財務処理の作成を行っています。したがって今年はさらにわかりやすい形で財務4表から3表になったようです。

 

 私が職員の頑張りを評価するのはこのような書類をもとに事務事業の動きを見ると、数字の裏付け、不十分ですが毎年行われている行政評価、それらが一体となって決算報告をされるので、わかりやすく、しかもその決算書の内容が第5次総合計画に紐づいているからです。

 

 決算の審査をしながら総合計画の進捗状況もわかるという優れもので、この仕組みに全幅の信頼を置いているのです。

 

 昨年のこの時期、27年度の決算認定、28年度の補正予算には反対しました。それは繰越金の処理が適正に行われていないということが判明したからです。24年度から少しづつ増えていった繰越金を上手に歳入歳出の会計の中に反映できず、いたずらに財政調整基金からの繰り出し、繰り入れを繰り返していたのです。

 

 なぜ繰越金が多くなるのか、それを私は行政評価システムが動き、職員自身が総合計画に基づいて事業評価をきちんとできるようになり、決算・予算処理が明確になった結果だと思っています。

 

 興味深いのはその指摘をわずか半年足らずの、今年の3月の28年度の補正予算に活かしてくれました。そしてその最終的に反映された28年度の決算審査の特別委員会の委員長がこの私であるということ。そこが何より感謝です。

 

 また、これは町長の的確な指示がないとできないこと、もう少し審査を続けてそのことに確信が持てたら、きちんと評価したいと考えています。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    ゆうじ (月曜日, 11 9月 2017 19:34)

    日々お疲れ様です。 こちらは・・・、お陰様で伯父の記録が、4年半かけて発見できた唯一の本を少し前に読み終えることができました。 何度も何度も・・・、前のページに戻っての読書(調査?)は初めての経験です。 お彼岸前に伯父と祖父と、キヨばあちゃんを供養できた気分です。 失礼します。