減額修正案 委員会採決で可決

 14日の補正予算特別委員会で修正案が出ました。

 

 内容は6万3千円の減額修正です。結果から述べると9対5で可決ですが、本議場での採決ではありませんので確定ではありません。最終日に委員長報告の後に動議が出なければ本決まりになります。

 

 減額の内容は以下の通りです。

 子ども未来課からの提案で「就学前児童施設運営審議委員会開催による委員報酬の増額補正、6万3千円です。「等」を付けたことにより応用可能。思い当たるのは選定委員会しかありません。確認すると以下のような答弁が返ってきました。

 

 平成21年に答申が出た「就学前児童施設運営審議委員会の答申」以降会議は開かれていませんが、要綱はあるので、引き続き会議開催に向けての予算で増額補正です。これは民営化法人選定委員会になる場合もあります、というものでした。

 

 民営化が議会に提案されるときは民営化についての可否を問うものではなくて、一気に法人選定委員会の予算計上になります。その予算案を可決すれば議会の総意として、「民営化しても大丈夫。さあ公募して粕屋町の保育園として最適な法人を選んでください」となるのです。

 

 執行部は民営化のための法人の8月公募開始を見送りました。皆さんと相談して進めます、という答弁を保護者にも議会にもしています。ところがかすや広報9月号の「4億円縮減」の記事、そして今回の補正予算計上、これは議会にとってもそのままにはできないということで、修正案提案そして可決ということになったのだと思います。

 

 付け加えて申し上げるなら、9月広報のような一方的な記事はおかしい、今後掲載が続くのなら議会にも事前に相談してほしいという趣旨は伝えていましたが、締め切り間近の14日に問い合わせたところ、引き続き記事を出します、という答えが副町長から返ってきました。

9月号の町民からの声の報告他、まだ何もない状態です。

 

 もともと法人選定委員会の予算を3月の当初予算に挙げていないので、今回の計画での法人選定委員会費用は流用で、しかも計画発表後わずか1ヶ月半後にホームページで公募開始というものでしたそうなれば1年半後には嘱託・臨時職員は全員解雇です。場所も現在地ですから運営をしながら2保育所を一気に建替えという計画です。

 

 保護者には寝耳に水、1年半後には退所して新園に移動です。これは一組織体のすることではありません。地方自治の在り方としても問題があります。

 

 今回の請願趣旨に賛同した9005人の署名は計画説明からしたらわずか2か月の間に集まっています。この数はおよそ粕屋町民の20%です。過去にこのような例はありません。

納税者としての町民の強い思いがこの数字に示されていると私は解釈しています。

 

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コメント: 3
  • #1

    傍聴者 (土曜日, 16 9月 2017 11:52)

    わたくしは、その補正予算が出された予算特別委員会を傍聴させていただきました。
    かなりアウェイ感がありました^_^;
    朝9時半前。
    議会事務局の方には『聞かれたい内容は、いつ始まるかはわかりませんが大丈夫ですか?』とねぎらって頂きましたが、それでもそこへ同席していたい強い気持ちがあったから、行ったわけです。参加はわたしひとりだけでしたが、9005人の想いを抱えてあの場におりました。
    『この委員会に傍聴者が来ることは初めてで書式さえ作ってなかった』とその場で急いでパソコンで作ってくださいました。ありがたかったです。

    わたしは驚きました。
    予算委員会に町長は同席されると思っていたので。
    本田さんの話にある、そんな大事な予算委員会の日に町長は『お休み』だったそうです。

    税金の話は、資料を見ずに耳だけで聞けただけでも、町民として興味深い内容でした。学童のこと、給食センターのこと、介護のこと、認定子ども園のこと、保育園のこと、職員給与のこと(産休に入られる職員の代わりに代替臨時職員の給与を予算としてあげられていたり、課で移動があればその分減らされていたり)あんなふうにして私たちの税金は使われているんですね。町のお財布を見た気がしました。
    粕屋町民だけでもYouTubeで見れたらいいのに。課によって分けてくれたら、興味があるところは見やすい。まさに個人的な意見ですが。

    議会傍聴。
    7月の町からの説明会があるまでは、まさか自分が議会に足を運ぶことになるとは夢にも思っていませんでした。今までの町政への自分の無関心がこのような状況を生んできたのなら、今からでも遅くない、一町民として行動しようと思いました。
    それが傍聴の理由です。

  • #2

    ゆうじ (土曜日, 16 9月 2017 19:35)

    皆様お忘れと思いますが過去の名作です! 俳優 竹野内豊 がサイパンでの主演映画「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」(平山秀幸監督) 第2次大戦の最激戦地サイパンで512日間戦い抜いた、故大場栄大尉を演じた竹野内は、「平和を強く願い続けたい」と熱く訴えた。

     この映画と、インパール作戦での我が福岡のシンドラーともいうべき龍兵団の水上源蔵さんと・・・、今の粕屋町を比較してみると見えてくるものがあるかも知れません。

  • #3

    ゆうじ (日曜日, 17 9月 2017 15:51)

    すみません、缶ビール3本飲んでのコメントですので聞き流してください・・・。 但し、糖質70%オフ、アルコール4.5%です・・・(笑)

    インターネット上のコメントや映像を見て参りますと興奮が止まりませぬ。 皆、自身の主義主張を押し通す態度に腹が立つ!!! 
    しかしながら、全てが正しい訳がありません。 更に! しかしながら、全てが正しい訳で・・・。 酔ったオジサンのたわごとです。 本当に人類は難しい生物です。

    さて、本題です。 管理人さんがおっしゃる通りと私も思います。 物事を成すにあたって形容詞と副詞は必要なく、全くの無意味に近いことが近代史から証明されます。(色・恋ものには形容詞が極めて重要ですが・・・) 時の数字が結果となり、後の検証が可能な証拠となります。 インパール作戦の記録と著者のコメントは極めて重要な書籍でしたが、その多くは後方の安全な地域で過ごした軍人の生き残りが記した書物でした。
    されど、皆様に次の肉声を報告します。

    1074.(無題) 投稿者:新井 投稿日:2010年 8月13日(金)14時31分49秒
    私の祖父もビルマ戦線から帰国しました。
    数年前になくなりましたが、戦争についてはあまり話してもらえませんでした。
    洞窟が嫌いだったのを今でも記憶しております。
         (↑↑↑ 重要な1行)
    これが、真実です。 常に大きな渦の中で庶民は(弱者は)犠牲者となっていく社会の構図・・・。

    ・・・・・数十年先に・・・・・
    「粕屋町の保育園が嫌いだったのを今でも記憶しております。」という記録が
    残らない世の中を切望いたします。