共闘

 昨日の4日、第5回町立保育所建替・民営化に関する特別委員会を開催。請願採択後の方向性について話し合いました。

 

 請願不採択の議員の声が聞きたくて、多くの時間をとりました。わだかまり、不協和音が少しでもあれば、この特別委員会の審議自体が無駄になる可能性が大きいからです。

 

 議会が公立3園を民営化せずに町立のまま存続という方針を決めた以上、もうこの委員会は必要ではないのではないか、名前を変えたほうがいいのではという意見もありました。先週開かれた議会運営委員会のレジメには当初「終了について」と驚くべき案内があり、びっくりして抗議しました。

 

 特別委員会設置を本議会で決めた以上、終結も本議会に掛けなければなりません。議会運営委員会では決められないのです。

 

 議会のルールという言葉が最近粕屋町議会でよく論議されます。「議員必携」の何ページにこのように書いてあるからこうではないかと。22日の最終議会でも「議員必携」をかざして、請願採択を反対する議員が何人もいました。

 

 私は、「議員必携」を読みこなして自分自身はこう思うという主張をしたいのでちょっと違和感を感じています。でもこの指南書(?!)を間において議会のあるべき姿を論じることは、一歩も2歩も進んだ状態と考えます。

 

 今日の委員会で、公立保育所存続の今後をどう展開するかを話し合い・提案する場に、という特別委員会としてのあり様が総意として合意形成されたことは本当に良かったと思います。

 

 町長は議会最終日の最後のあいさつで「議会の請願採択は採択、民営化の議案は出します」と明言されました。今後どのような提案がなされるのか予断を許しません。だからなおさら執行部の方向性を変えるだけの提案を議会から短期間で出す必要があるのです。

 

 ここからが本当のスタート、議会の力量が問われます。粕屋町の保育に関する人的資源、物的資源を大事にすることは多大な経費という予算がかかります。町民の多くの方が納得されるような方向へと導くために、保育現場の職員、役場職員、保護者、賛同される一般町民、そして議会が共闘できるそんな場を作りたい、それが粕屋町議会に求められているのだと思います。

 

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コメント: 1
  • #1

    ゆうじ (金曜日, 06 10月 2017 17:56)

    降りしきる雨も和らいだ日暮れ前、神社の傍らに植えられている2本のキンモクセイ。 数十年前に植えた母の花の香り。