災害時の弱者救済と男女共同参画

 5月30日春日市クローバープラザで「「避難所の運営に女性の視点を生かす」というテーマで女性のための災害対応力向上講座がありました。盛りだくさんの内容でした。

 

 キーワードは「災害避難所」・「女性」・「男女共同参画」の3つ。その3つがうまく融合した内容で、すぐに活用できる事例もたくさんありました。アプローチの仕方はいろいろあると思いますが、私がすぐにでも取り組みたいと思ったのは「避難用物資使用体験、学んで・使って・役立てよう」でした。

 粕屋町指定のゴミ袋でできるレインコート、要はカッパです。あっという間にできました。はさみでジョキジョキ、5分もかからない。その他輪ゴムとキッチンペーパーでマスク、レジ袋でおむつカバーなど。公民館で子どもたちと作りたいと思いました。

 

 2人の女性の報告は実体験からの内容なので迫力がありました。避難所での暮らしは「日常生活の延長」だということ。女性のリーダーのもとでの成功例が聞けたのは有意義でした。  

 

 熊本地震では避難所生活は4か月。その後仮設住宅に移っての生活ですが、避難所で活発に動けた人、仲間づくりができた人は、仮設住宅に入ってもスムーズな生活ができているが、そうでない場合は精神的に追い詰められる方が多いとのこと。

 

 災害が起きてパニックになった場合、今までの生活が凝縮した形で浮かび上がってくる。DVが仮設住宅でひどくなるという報告もありました。女性の視点からの生活のアピールを常日頃から発信しよう。そうすることが、災害の、2次、3次被害を少しでも軽くする道になると確信。

 

 25日に長者原下区の公民館で自主防災組織の講座が開かれた。粕屋町の災害防災官の城さんが、非常に高い確率で次なる地震災害が起きることを予測されていた。それは今から5分後かもしれないのだ。悠長に構えてはいられない。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    ゆうじ (木曜日, 31 5月 2018 22:12)

    昨年、粕屋町が発行の防災マニュアルの立派なファイルが2冊、目立たぬように置かれたまま。 これでいいのか? いいわけないだろ! 

    東日本大震災の真実 ・・・ 大人は子供を守り切れなかった。 子供たちは大人をも守った。