伏せられていた病歴

 粕屋町議会では今一般質問が行われている。脳梗塞を患って3月議会を休んだ町長も今回は回復し、議員の質問に答えておられる。今日は昨日の私の一般質問の内容を書こうと思っていたが、ある事実が判明したのでそれを中心にお伝えする。

 

 実は池田前副町長のやめ方が不可解で、様々な憶測が飛んでいた。

 

 私たち議員が聞かされていたことは、池田前副町長は1月21日に夫人を伴って入院中の町長に面会を求め、辞職願を出されたという。退院するまで何とか待ってくれと町長は慰留されたが、「命が危ない」とかたくなに拒否され、仕方なしに辞職届を受理せざるを得なかったとのこと。

 

 その21日の午前中は教育長と一緒に柚須の文化センターに来賓として出席され、またその2日前の金曜日まではいつも通りに仕事をしておられたもよう。周囲の者は突然の辞職にただびっくりするばかりだったという。もちろん仕事の引継ぎもなかったし、その後役場には出て来ていないという。

 

 議会でも突然の辞職にというより新聞報道の方が早く、「無責任だ」という声が出ていた。担当だった給食センターの和解案について答弁をする人が誰もいない状態で2月の臨時議会が開かれた。私は説明不足と議案に反対した。和解案は成立したが、多くの議員はすっきりしないものを感じていた。

 

 今日の同僚議員の質問に町長は池田前副町長の病歴のことを初めて告げられた。前の職場で定年5年前に退職、それは脳梗塞と心筋梗塞が原因だったとのこと。昨年6月副町長就任時には病気を疑う議員もいたが町長は問題なしと過去の病気については言及されず、伏せておられたのである。健康診断書が必要だという一部議員の声も無視したまま。

 

 就任後7ヶ月で、町長が入院中に定かな説明もなく退職。任期3年半を残して、結果的には給料も含めて930万円ほどの経費と退職組合から100万円相当の退職金を受け取られている。  町長の任命責任は重いが、問題は町長自身がみんなに迷惑はかけていないと昨日の答弁で応えられたことだ。

 

 私にはこの認識のあり様の方が組織のトップとして、町長としていかがなものかと心が重くなっている。

 

 

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    ゆうじ (木曜日, 07 6月 2018 16:21)

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