ピンチはチャンス

 6月議会も残り2日、明日は最終日。今日は考案日で予定はなかったのですが、急きょ厚生常任委員会を開催することにしました。

 

 閉会中の所管事務調査の内容を明確にし、これから1年間の厚生常任委員会の活動の結果を出すためのスケジュール編成をします。

 

 3常任委員会(総務・建設・厚生)は議会から提案された議案審議を主にしますが、提案から審議日までにおよそ10日、また付託された審議はその日のうちに結論を出さなければなりません。提案後の調査のための時間的余裕はほとんどないというのが現状です。

 

 予算・決算審査は全員で、毎年5日ほどかけます。提案される事務事業は157。その場では議員間討議は制度上許されていません。したがってその数字の奥にある編成までの道筋を聞き出しそのあり方の論議をするのは現状では不可能に近いのです。

 

 それで毎年同じことが繰り返され、予算がない、否、前例踏襲だという論議に終始し、結果的に何も変わらず議会は何しているんだと議会不要論になる次第です。

 

 そうならないためにどうしたらよいか模索中です。

 

 今、粕屋町の町政は議会も含めてピンチです。

 

 町長の病気療養のための2月の臨時議会・3月の定例議会の欠席。この6月議会には出席されていますが、一般質問の答弁ではちぐはぐな場面があり、また議員の再質問に「病気が治ってから確認、検討します」という応えをされることが多々ありました。

 

 びっくりさせられことが多いのですが、病気だからそうなのか、もともとそういうやり方で物事をあいまいにしておられるのではないか、またそれが許されるのが粕屋町政の体質ではないか。

 

 つまりトップが変わっても議会の力が弱い限り何も変わらない。議会の監視機能が働いていないからだとと考えます。

 

 ピンチはチャンスという言葉があります。このピンチをどう乗り越えるか、チャンスととらえるならそれをどう活かすか?その手立ては?

 

 議会力を高めることが急がれる。ピンチだからこそ、崖っぷちだからこそ踏ん張ってやらなければ。すぐに結果の出ないまどろっこしいやり方のように思えますが、私はそのことへ力を注ぎたい、否、私にはそれしか道がない。

 

 自分の非力さを認めそれを組織の中でどう活かすか、一つの自分に下した決断です。私自身がそう動くことで議会がチームとして強くなり、監視機能・政策提言ができるようになれたらと考えるに至りました。

 

 もっとも同調者を増やさないと何もならない、民主主義は最終的には「数」なので。そしてそこが私の最も弱いところ。さあ、どうしよう? 今日、明日とりあえず、全力を注ぐしかない。頑張ります。