ブロック塀、県の調査より

 「福岡県のブロック塀の外観に基づく緊急点検結果」という内容が8月1日に公表されている。町民の方からの報告により知りました。その内容は8月12日のブログの最後の方に表を載せています。 →こちらを参考に 

 

 町民の方の調査依頼は、県全体で、保育所等で要改修・撤去の要件には数字が4、対応着手済み1、となっているがその中に粕屋町の保育所等は含まれているのか、ということでした。

 

 結論からいうと、区分の両方ともには含まれていません

 

 あれだけ大騒ぎ、マスコミにも取り上げられた内容なのになぜなのか、質問しましたところ、この調査は、福岡県の建築指導課が県内の学校関係のブロック塀を詳しく知ろうと調査したもの。

 

 調査方法は「ブロック塀の診断カルテ」に即して各自治体に調査を依頼したもので、その方法は「目視」、40点未満が要改修・撤去に当たるということです。要は、粕屋町立保育所はそれに該当しなかったということのようです。

 

 ところで粕屋町の含まれている内容の数字は

 ブロック塀を有する施設、学校、幼稚園関係8、保育所等9、

 要改修・撤去の区分では、学校、幼稚園関係は対応着手済みは0

 保育所等は要改修・撤去0、対応着手済み0

と、質問者の問い合わせの町立保育所のブロック塀は、要改修・撤去には数として含まれていないということになっています。  

 

 詳細は次なる内部点検の結果を待つしかないのだろうか?・・・・というところです。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    私の目視では、良いほうにみても軽く判定は「危険」ですが・・・ (土曜日, 25 8月 2018 16:33)

    きめ細かい報告をありがとうございます。
    学校、幼稚園関係と保育所等の判定結果の差には違和感しかなく、仲原保育所について私もカルテ診断してみました。

    推測になる部分を良いほうに見ても、軽く40点未満は下回るため心配です。
    【診断カルテ項目】
    ①建築後の年数5点(たぶん建築後の年数20年以上)
    ②高さの増積み10点(たぶん高さの増積みなし)
    ③使用状況0点(園庭の土留めを兼ねる)
    ④塀の位置5点(塀の下に擁壁あり。しかも擁壁は高い)
    ⑤塀の高さ0点(道路面からの高さ2.2mを越える)
    ⑥塀の厚さ10点(たぶん15cm以上)
    ⑦透かしブロック10点(透かしブロックなし)
    ⑧鉄筋10点(たぶん鉄筋あり)
    ⑨控え壁10点(たぶん控え壁あり)
    ⑩かさ木5点(かさ木なし)

    評価点合計65点にマイナス要素をかけると32点で「危険」。
    【マイナス要素は「ひび割れあり」と「著しい汚れあり」。(65点×0.7×0.7)】

    (コメント者:粕屋町のブロック塀をなくして、安全な町にしませんか?)

  • #2

    保育所ブロック塀は詳細調査をするまでもなく、耐用年数越えにより「危険」ですよね・・・ (土曜日, 25 8月 2018 16:39)

    大阪の、点検を形だけ整えたため見逃してしまったブロック塀倒壊死亡事故をくり返さないために、保育所についても私は引き続き注目したいと思っています。

    大阪北部地震後、各自治体の対応をニュースで拾える限り読みました。
    そのなかでブロック塀についてはシンプルに、
    ①とても良い状態のブロック塀でも耐用年数は最長で30年
    ②高いブロックは揺れの影響を受けるため、地面から60cm程度が限度
    ③ヒビがある時点で危険
    ④経年劣化に対し調査し続けるコストが無駄なので、さっさと撤去する
    などの考え方があり、粕屋町でも同様にきびしめの対策をする必要があると思います。

    先日の仲原小学校のブロック塀上部2段の撤去は一歩前進なので、ほかの場所への対策についても心配しながらもう少し待ちたいと思っています。
    よろしくお願いします。

    (コメント者:粕屋町のブロック塀をなくして、安全な町にしませんか?)