因辰美町政の検証は?

 因辰美町長が7月20日に退職の申し出を議長に提出、8月10日に退職されました。

 かすや広報9月号に退職の件、選挙の期日他が掲載されています。

 

 一般の町民の皆さんには突然と思われることかもしれません。退職をご存じない方も多いようです。昨年12月に入院されて以来、議会ではいろんなことがありました。

 

 退職日前日の8月9日には議会で全員協議会を開催したので、ひょっとしたら最後の挨拶に見えるかもと期待(?)しましたが、お見えにならず、議長からも何の報告もありませんでした。

 

 しかしそこで議長からお願いとして言われたことは、議会がもめているように見えるから、各候補者の陣営の来賓席には案内があっても辞退してほしい旨を告げられたのです。

 

 その前の議会運営委員会で議長からの諮問事項でこの件は協議に上がり、私は反対したのですが、採決という手段に出られ、全協で議運で決まったことだからお願いするという形で話されました。

 

 今回だけ、なぜ?!

 

 その内容もおかしな話ですが、私はここで特に強調したいのは、町長から議会に何らかの退職の挨拶があってしかるべきだったと思うのです。議会軽視なのか、無視なのか、できない理由があるのか、職員にもきちんと挨拶はなされていないようです。

 

 残念としか言いようがありません。

 

 そいう方だったのかしらとも思います。因辰美町長は議会のメンバーが中心になって担ぎ出した候補でした。もちろん私もその一人です。

 

 ところがこの3年間で当時のメンバーは次々に離れていった経緯があります。でも新人議員も含めて因辰美町政を支えた議員もいるのですから、何らかの挨拶はあっていい、否、あるべきです。それがけじめというものではないでしょうか。その上町長は入院中とかではなく出席できる状態にあったのですから。

 

 議長だって退職届を受理して選管に告げ、その後ただ議員各自に個別に伝えるのではなく、きちんと会合を開いてそのいきさつを説明させ、送り出すべきだったと思うのです。

 

 議長判断でそれができないのならそれこそ諮問事項に出して議会運営委員会に諮り、その結果を全員協議会で伝えるべきだと私は思います。

 

 私の、因辰美町政を支える気持ちに変化が起きたのは平成29年7月の、厚生常任委員会が出した「町立保育所建替・民営化特別委員会設置」を議会が承認し、私が委員長になってからです。

 

 委員会運営を何かにつけ妨害され、以降この8月10日までは信じられないくらいのことが起きました。きつい道のりでした。その妨害の背後に因町長の存在を感じたていたからです。

 

 まず最初に、昨年の7月19日の特別委員会運営に関して私に「議員処分命令書」が出されるという事態が起きました。結局は未遂でしたが、その文書は私が気づき破棄を求めるまで役場の公式文書に残っていました。

 

 町執行部が出した民営化の提案理由は、計画自体がおおざっぱでしかも性急でした。その後の9005人の民意を受け止められず、町民が町長に面会を求めても信じられない理由で何度も拒否。しかも池田前副町長がそのことに深く関与していた事実。

 

 計画発表から1年半で民営化を実現させる案が出た背景には、何かしらわからない大きな力がうごめいていたような気がしています。私はその動きに抗うことが精一杯、議員としての力量不足は否めません。

 

 そして、今回退職申し出の前日の、7月19日に厚生常任委員会に出席された時の出来事。これは町政を預かるものとしてはやってならないことをされたと私は思っています。今その調査中なのですが、いろいろ調べていると、どの職員も「知らない」、「異例中の異例」だと告げるほどの内容がありました。

 

 今後、調査結果を明らかにしますが、因辰美町長に町政のあり様を、かっての同期の議員として論戦を戦わせかった。それができないのが今となっては大いに無念です。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    9006人目 (水曜日, 29 8月 2018 18:43)

    9005人って言うけど、延9005人ですからね。1人の人が何回も同じ名前を書いてたよ。

  • #2

    ナオ (水曜日, 29 8月 2018 22:06)

    御自身が当選されたときの得票数が6400票強だったはずです。延べ人数であれ、なんであれ、9000程集まった署名を民意ではない、と言いきる町長の姿勢にはずっと疑問を感じていました。
    といいますか、最終的に、あれだけ浮き足立ち、どこを見て政治をされているのかわかりませんでした、、、