粕屋町議会の、議会としての機能は?

 首長が誰であろうと議会は厳しく執行部のあり様をチェックしなければならない。粕屋町議会はそのことを怠ってきたと思う。特に、池田副町長の退職、因町長の退職に関して強く反省する。首長の動向に左右される日常が続いている。

 

 まず因辰美前町長の7月中の執務の在り方2点について述べる。

 

 因辰美前町長は7月20日に議長に退職届を出された。しかしながらその前後ほとんど首長としての仕事はされていないようだ。特に強く感じたのは7月6日の豪雨の日。避難勧告から避難指示命令になった時、そしてその夜、因辰美前町長は役場には待機しておられなかったようだ。

 

 土砂災害の危険からその危険性のある自治体は一斉に避難指示を首長が出したことになる。粕屋町にも2ヶ所該当地区がある。6日の雨の降り方はひどかった。夜中にトイレに起きた時の雨音は強く印象に残っている。

 

 翌朝、8時前からパソコンに向かって各町の災害情報の出し方を検索。粕屋町はその遅れがひどかった。そして8時に避難指示解除。前日の午後から前町長はこの時も体調管理のために不在だったと聞いている。

 

 そして退職届を出す前日の7月19日の厚生常任委員会での言動。子ども未来課の課長と2人だけの思いつきのような内容の提案をして、翌日議長に退職届を出されている。そして子ども未来課の課長もその1週間後に退職。その後、この前課長は町長選に立候補。彼のリーフレットの最初にこの厚生常任委員会での思いつきを挙げている。

 

 今、この議会中も子ども未来課の課長席は空席のまま。しかも決算特別委員会で答弁をした2人の担当者は、今年の4月、7月新任になったばかりでこちらの質問に「よくわかりませんから、調べて報告します」という内容が多かった。

 

 次は池田前副町長の退職時について

 

 池田前副町長は1月21日に退職。退職届を出されたのはなんと、その日。しかも日曜日。入院中の病室に夫人同伴で如何に病気が重いかということを訴えての届け出だったと、これは因辰美前町長自身から聞いている。

 

 池田氏本人の意向は当初2月1日付の退職だった。それが21日となり、粕屋町は給料の10日分近くの給料の返還を求めている。なぜ21日当日になったのかの検証は9月14日の私の一般質問でする予定。

 

 副町長も議長に20日前に申し出なければならないと地方自治法にある。副町長の人事は議会の承認がいるから当然のことだろう。ところが但し書きがあって、首長の承認を得た時はその期日前に退職することができるとある。因辰美前町長は入院中に、退職届を病室で、しかも日曜日に受け取っているのだ。

 

 吉武副町長も教育長もその翌朝22日まではまったく知らされておらず、突然の、寝耳に水ということのようだった。特に教育長は、イベントの来賓出席で21日午前中は同席をされていた。池田副町長は普通の状態で来賓としてスピーチを述べられ、昼食も一緒にとられ、その後病院へ退職届を持っていかれたようだ。

 

 この池田前副町長退職の不可解なあり様を、議会は誰も追及できなかった。退職の事実を知ったのは新聞報道の後。

 

 その後の2月臨時議会では町長は病気のために欠席。3月議会になって初めて職務代理者として吉武副町長を立てたが、12月18日入院からその間、できるということでと病室と、病院から出てきて役場の執務室で仕事をされた。

 

 2月臨時議会でそのあり様を私は厳しく追及し、議案は全部反対したが、なんと議会では全部可決となった?!

 

 その中に給食センターの和解に関する議案もあった。これまた大きな問題としてこの9月議会を揺るがすことになるだろうと予測される事案だが、今までのパターンは私がどんなに反対の声を上げても結局は首長側の論理が通ることとなった。

 

 首長を支持する勢力が強かったということか。またポイントを、支持する議員に抑えられているということか。そして結局は反対する側の勢力が足りず、数で決着。民主主義とは数の論理なのか?!

 

 いくらあがいても多数化工作に対抗できない本田の力量不足。どうする、よしえさん、13年の実績が何にもなっていないよ、と自分に問いかけています。

 

 

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コメント: 3
  • #1

    粕屋の未来が不安な若者 (土曜日, 08 9月 2018 23:24)

    初めてこのブログを読ませていただきました。わたしはこの粕屋で生まれ粕屋で育つものです。本田様はどうやら箱田あきらさんを支持されているようですが、彼が副町長時代給食センター問題に関わっているのはご存知ですよね?前回のコメントにてそれに対して従うしかなかったのでは…と申しておりますが箱田あきらさんは後援会の皆様にわたしは知らないと関係ありませんとお答えしたと伺っています。従うしかなかったということは知っているはずではないですか?仮にも当時副町長であるならば必ず目を通し印鑑を押して議会でお話するのではないのですか?自分で印鑑を押しておきながら関係ありませんというのはおかしいのではないでしょうか?わたしは前町長は前前町長の尻拭いをした結果、批判されているように感じます。まだ明日に向けて決めかねてはいますが、働く人が多く組織もない中必死に戦っている杉野氏の事務所が本田さんが行った時に閉まっていたのは残念ではありますが、それでも細かな政策をしっかり伝えている杉野氏かなぁと考えております。関わっていたはずの問題を関係ありませんと言う人物より、若く政策をしっかり説明している人物をわたしたちの未来のために選びたいと考えていますが、本田さんはどうお考えですか?よろしければお聞かせ願えればと思います。

  • #2

    本田よしえ (日曜日, 09 9月 2018 04:42)

    コメントありがとうございます。あなたのおっしゃっていることはある意味正しいですよ。前副町長はそれを正そうと立候補され当選。ところが給食センターの件では前前町長の対応から学ばないで、で当然するべきだったことを前町長は同じような対応をなさり、議会への報告を怠り、問題がより複雑化しています。今私はそれをすべての町民の方に明らかにしたいと思っています。詳しくは9月9日のブログに掲載しましょう。私のブログを見てくださっているすべての方にわかるように。納得のできるコメントになるかどうかわかりませんがよろしくお願いします。

  • #3

    本田よしえ (日曜日, 09 9月 2018 07:20)

    前の記述で間違えている箇所がありますので訂正します。2行目の前副町長はそれを正そうと立候補され当選。⇒ 前副町長ではなくて前町長の間違いです。前町長は因辰美氏。前前町長は因清範氏。分かりにくい表現で失礼しました。お詫びします。