リーダーシップとwe can do it

 確固たる信念。「私はできる、私たちはできる」。今私に求められているものはこの確信による学びと行動。

 

 議会改革に挑戦したい。そのために何をなすべきか。

 

 1月26日に開催された子ども議会で議会の紹介をするために、委員会審査、それに続く本会議での流れを子どもたちに体験してもらったが、もう一つの柱として一般質問。これは大人の議員が行ったのだが、この議会審議と一般質問が議会の大きな柱になっている。また、議員の仕事は一般質問に注目を置かれることが多い。

 

次の3月定例議会で一般質問をすることができれば、私は連続56回登壇することになる。今までこの積み重ねを私の議員活動の中心に置いてきたが、それだけでは不十分なのだと、最近よく思う。

 

 議会の本質は、チーム議会として行政に対する監視機能を発揮でき、政策提言ができているか、否かではないか。その一員として「給食センター建設問題」「町立保育所の民営化問題」等の流れを顧みれば、粕屋町議会がうまく機能しているとは私には言い難い。

 

 一昨年から厚生常任委員会の委員長という肩書で議会活動に携わっている。その中で感じるのは議会の委員会制度の在り方。この委員会制度がうまく機能しているか否かが、議会の本質にかかわると感じている。

 

 委員会制度は3つの常任委員会(総務・建設・厚生)があるが、それ以外に議会運営委員会がある。この議会運営委員会は各常任委員会の正・副委員長、副議長の7人が構成員、そして議長がオブザーバーとして加わっている。

 

 本来議会を円滑に、効率的に運営する調整の場としての機能が中心だと思うが、今の粕屋町議会では議長の諮問に関する審議の方が多い。そして、この「議運」での審議が今の粕屋町議会では重すぎると私は思う。

 

 加わっていないメンバーの意見がうまく組み込まれない。この場の数の論理で多くのことが決まる。議会民主主義の流れでは多数決が当たり前のことなのだが、私が思う議会運営の方向性とは大きくかけ離れている。

 

 ここの風通しを良くしなければしチーム議会としてのあり様を模索できないとつくづく感じている。昨日「給食センター建設住民訴訟の公判」の傍聴、夕方BSテレビの「奇跡の個人レッスン ソフトボール編」を視聴してさらにその意を強くした。

 

 特にテレビの、アメリカのオリンピックの選手が女子の公立高校のチームを7日間レッスンする内容が興味深かった。コーチのミッセルの指導で子どもたちがぐんぐん変わっていく。そのミッセルが発していた言葉が「やれば何でもできる、I can do it,We can do it」だ。

 

 私の議員としての不十分なところは、それは私の「私はできる I can do it」を確信し、「We can do it」に持って行くこと。それに導くための学びと信念。

 

 今年度残りの2ヶ月である提案をしたいと思っている。そのために、私に足りない学びとリーダーシップ、それを身に着け、発揮しなければならないのは今、この時ではないか。