特別支援学校の整備体制

 赤は整備設置計画の宗像特別支援学校(仮称)、早良特別支援学校(仮称)、糸島特別支援学校(仮称)、青は古賀特別支援学校です。

  2月26日に吉塚合同庁舎で「県立特別支援学校設置計画」の説明会がありました。粕屋町議会は平成28年12月議会で粕屋町に特別支援学校を誘致する意見書を全会一致で可決、県に提出していますので、その行方を追う意味もあって参加しました。

 

 説明会では自治体からの申し出がなかったので、既存の高校や大学敷地内に建設することになったとその経過を説明をされました。特別支援学校を建設するには2万ヘーベの土地が必要。県は建設費用は出すが、土地の取得はしないという方針です。

 

 粕屋町の九大跡地になんとか誘致できないものかと議会から意見書を出したわけですが、粕屋町単独で購入するには無理があるというまちの回答。なぜ県が土地を用意しないのか疑問がありますが、今更それを言っても仕方がありません。

 

 子どもの人口の伸びが、この粕屋地域は全国的にも注目されるほど多いのです。子どもの人口が多ければ必然的に支援を要する子どもの数も多いわけで、各支援学校も児童生徒の人数が増えています。その対策で敷地内に増築せざるを得ない状況で、そのために運動場や集会室、駐車場が狭くなって支援教育全体ののあり方に疑問を述べられる保護者の方の発言が数件ありました。

 

 今も受け入れ数を超えての状態のようで、今後子どもの数が増えていくと要支援児も増え、3校増やしても福岡県全体から見れば十分ではないようです。

 

 要支援児親子は学齢期を迎えると学校支援委員会(旧就学指導委員会)の判定で選択を迫られます。古賀市の特別支援学校か、粕屋町の小学校の特別支援学級かを決めなければなりません。子どものためにどういう選択をしたら良いか悩まれる保護者は多いですね。

 

 せめて特別支援学校がもう少し近く、受け入れ態勢も十分であればと思います。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    愛しい (木曜日, 28 2月 2019 22:50)

    情報、ありがとうございます。片道1時間の通学バスは、小学校低学年には大きな負担です。町議会より意見書も提出してもらっていたのに、県からの打診もなかったとしたら、とても残念です。