クロケシツブチョッキリ

  2月末から鉢替えを始めた40鉢のバラは元気に成長し、葉の勢いもよく、蕾もしっかりつき始めましたが、そのうちの10数個の蕾の様子が変で、よく見るとバラゾウムシにやられていました。

 

 ゾウムシもいろいろ種類があるようですが、バラゾウムシとはバラに害を及ぼすゾウムシです。今日はその呼称で面白い表現を見つけたので紹介します。クロケシツブチョッキリ。

 

 コマーシャルに出てくるような命名ですが、れっきとした名前のようです。被害に遭ったバラの蕾。若葉が枯れて黒ずんでいます。花首の根元をやられたようで折れかかっています。憎きバラゾウムシです。そしてこの現象がクロケシツブチョッキリということでしょうね。

 調べてみると

ゾウムシの仲間のクロケシツブチョッキリは、バラを加害することから、バラゾウムシと呼ばれる。
象のような鼻を持った体長5mmにも満たない小さな虫。
バラのつぼみに卵を産みつけた後、花首のところを刺してしおれさせて落とす。被害を受けると焦げたように黒っぽくなる

と、ありました。

 私の対策はコレ、「エコピタ」。還元澱粉糖化物、。水あめのようなもので、粘着して窒息させ死に追いやるという優れもの。人畜無害で、出荷前日にいちごに噴霧させても大丈夫と書いてありました。

 

 今、2回目を散布し、5日おきにもう少し続けます。

 

 バラは育てるのが難しいと皆さんよくおっしゃいます。最も困難にしているのは薬剤散布でしょうね。病害虫に弱い面があり、美しさに魅かれ、せっかく育てようとしてもなかなか続かないという方が多いです。

 

 このエコピタは成分が澱粉。要は糊。家事をしている女性にとっては馴染みの物。親しみがわきますし、原理も何となく納得。安心してどこででも取り扱いができます。オーガニックで育てたい方に向きますね。

 

 夫はその効果をあまり信用していませんが、中途半端でもいい。少しでも気軽に取り組めたらいいんです。鉢替えと病害虫対策。多くの町民の皆さんに、できるだけ簡単な方法で取り組んでほしいと日々研究中?!