実務的な質問の仕方

 5月29日、伊万里市での議員研修会に参加しました。粕屋町からは中野議員も一緒でした。講師は自治体経営コンサルタントの川本達志氏です。午前と午後の2部制。午前のテーマは「あなたも知らない議会の力」、午後は「実務的な質問の仕方」でした。

 

 私の議員としての任期はあと2年。この間に本田芳枝の一般質問の型をある程度「」にしたいと考えています。そのために必要なことは、この午後の表題にあるように「実務的」であること。これは私の質問に最も欠けている基本的な概念です。

 

 まず最初に実務的でありたいという気持ちがなかったことが理由として挙げられます。とにかく行政の不備を突き、何とかこちらの政策を実行させたい、その思い一筋という感じでしたね。

 

 まず行政の不備を指摘しその現状を町民の皆さんに知ってもらい、その不十分さをアピールした上で、自分の主張が如何に正しく、町政の喫緊の課題であると、どちらかと言えば独りよがりな、自分一人で息巻いている、そんな感じだったのではないかと思われます。

 

 確かにそういう部分も必要でしょう。それで実現したこともかなりあります。しかしそれは執行部や職員が必要と思っていたこと、あるいはその気づきの中で彼らが自分の仕事としてやったことです。職員と事実の共有ができたことが大きな要因です。

 

 そして今、議員歴14年。この一般質問という、与えられた機会を活かすもっと違うやり方があるのではないか、それを模索しています。職員との共有の上に、共感という過程が必要では。共感プラス前向きな、粕屋町をもっとより良くしたいそんな思いを共に描きながら、その先を見つめる質問の在り方を。

 

 実務的な要素を取り入れながら、淡々と。結果が出せるかどうかわかりませんがとにかくやってみます。