さようなら 非正規雇用

 今日は非正規雇用の問題点を私なりにまとめてみます。

 

 非正規雇用で働くことはとても損失が大きいと思います。本人、家族、社会にとっても。企業にも大きな損失です。ただどのくらいの企業がその事を真剣に考えているか。

 

 企業、あるいは役所で非正規雇用の存在は大きいですね。効率、経済性で良しとされますが、人材育成の面ではマイナスではないかと思っています。

 

 人は育ちません。いいアイディアがあってもそれを活かせる場がありませんし、使う側も採用しない、あくまでも手足、本気で拾い上げるなど、そう思って働いてもらっていないからです。研修も受けられないし会議にも出られません、家庭内における立場と変わりません、あくまでも助っ人です。

 

 また、配偶者控除、103万円の壁があって自分のスキルを高めるために働こうと思ってもマイナスが大きい。この程度でよいということが、働く意味を損なっているのではないかと思います。

 

 当初は前向きに捉え、一生懸命に働くと思いますが、自分の立ち位置がわかると意欲が落ちます。働くことで一時的に生活の足しにはなりますが、問題はそれが厚生年金に結び付かないということです。たとえ繋がっても不当な賃金体系ではどうなるでしょうか?

 

 老後を迎えた時に厚生年金、老齢年金の存在は大きいです。そして実にありがたい制度です。ただその額が、人としてそれなりに生活ができる額かどうか。また専業主婦が不幸にして連れ合いを早く失くした場合、遺族年金でやっていけるかどうか、熟年離婚ではその遺族年金は手に入りません。意に沿わない結婚生活を続けるより仕方ないですね。

 

 はたまた、夫の会社がつぶれた、夫が早期退職した、そんな場合の、女性が生活に回せる生活費はどうなるのか、とても問題が大きいですね。

 

 早いうちからきちんとした雇用で一人前に働くことが大切だと考えています。私の場合は議員報酬ということで、自分に収入がある喜びを知りました。女性が手を上げることで政治家になる、そして収入も立場も確保された(4年間だけですが)中で女性の地位向上、多くの弱い立場人のために頑張る、そんな仲間を増やしたいです。