見応えある「うた・おどり」、それを支える「舞台衣装・装置」

 私は現在「町立保育所建て替えに関する特別委員会」の委員長をしています。それもあって12月7日、14日に町立保育所の生活発表会に来賓として参加しました。ともに素晴らしかったのでその報告をします。

 

 この生活発表会は参観を毎年楽しみにしています。保育所という子どもの生活の場で、子どもたちの成長をつぶさに見ておられる保育士さんたちが、その成長のあかしを保護者、祖父母に届けたいという思いに溢れています。

 

 0~5歳の120名近くの子ども一人ひとりが主役で、それぞれに見せ場が用意されています。日頃仕事で忙しくしている保護者に、あなたの子どもさんはこんなに成長していますよというメッセージを伝えようとする保育士さんたちの思いが伝わってきます。

 

 普段遊びまわっているお遊戯室が晴れの舞台に。日常の延長なのですが、観客席には大好きな両親、祖父母の顔。ビデオやスマホでの撮影。いきいきと心から晴れの舞台を楽しんでいる子どもたち。

 

 途中で固まってしまう子もいますが、それも成長のあかしです。不思議な空間。舞台を食い入るように見ておられる保護者の姿を来賓席から眺められるのも、これまた議員という役得ならではです。

 

 1部と2部の間の時間が準備の都合でしょうか、ちょっと伸びてるなと思ったら箱田町長、突然のご挨拶。挨拶の予定はなかったのですが、その対応がとても自然で、和やかな雰囲気になりました。

 

 舞台を見られて満足げに帰られるご年配の方に「お幸せですね」と声をかけると、本当に嬉しそう。そんな皆さんに力を頂きます。ここには確実な未来があります。

 

 お遊戯室という場が各園に用意されているからできることかなとも思います。舞台衣装は保育士さんたちの手作り、材料はほぼ100均で調達とのこと。技も必要ですが、愛に溢れた思い一杯の、また、それにしっかり応える子どもたちの演舞、素敵な生活発表会でした。