選挙管理委員選出と世界男女格差121位

  長い道のりでした。選挙管理委員会メンバーの男女比率がやっと半々になりました。

 

 12月17日の議会最終日に粕屋町の選挙管理委員会委員4名、その内女性の委員2名の名が連なった推薦候補者の名簿に議会全員が賛成、選出が決まりました。

 

 手元に平成20年からの公職者名簿がありますが、令和元年に女性委員はやっと4人中1名、そして今回半々の50パーセントを占める2名を選出できたのでした。

 

 今年6月の一般質問で同僚の中野議員は「男女共同参画の目標達成」について質問され、「50%にならないと任命同意には絶対に賛成しません。執行部はもっと努力してください」と強く主張され、実際、教育委員会の委員任命同意議案には半々にならないという理由で1人反対を貫かれました。

 

 今回の選挙管理委員会、推薦候補者の選出は議会の中で1人でも反対者がいると成立せず、また新たに委員を選出しなければならないとあって、中野議員の姿勢もあり、執行部はギリギリまで委員推薦選出を粘ったようです。

 

 私は中野議員のような強い姿勢で、男女共同参画に向き合っただろうか。いろいろ理由を付けて、人格、識見ともにすぐれた方だから男性だけれど仕方がないと、波風を立てることを恐れ任命同意に賛成してきたのではなかっただろうか。執行部が頑張ったとわかればわかるほど、わが身のふがいなさにがっくりしているところです。

 

 「男女共同参画社会の実現を」と口ではもっともなことを唱えていますが、現状容認の姿勢についつい同調していたのではないか。おりしも日本のジェンダー指数が後退したことをニュースが伝えています。

 

 社会の中で本気で改革しようとしていない女性もいるからこういう結果になるのではと改めて思いました。良妻賢母として生きることに生きがいを覚える女性の中に私もまだいることを再確認。来年はそんなものを脱ぎ捨てたい。そして中野議員の本気度に拍手!!