3月定例議会の3つの反対討論①

 3月18日に2020年第1回の3月定例議会が終わりました。2月28日から20日間、長かったですね。議員15年目の最後の定例議会。向き合い方を少し変えました。

 

 今までは賛成の立場で討論をして指摘するというやり方をしていましたが、それでは何も変わらないので、ダメなところははっきり指摘し、反対とすることにしました。初心に帰り、ダメなものはダメとはっきり打ち出すことに。

 それで今回は3つの反対討論をすることにしました。

  1. 粕屋町鶴寿条例を廃止する条例について
  2. 令和元年度 粕屋町一般会計補正予算について
  3. 令和2年度 粕屋町一般会計予算について
 まず最初に「粕屋町鶴寿条例を廃止する条例」について。
 この議案は厚生常任委員会では賛成多数で可決でしたが、本議会では逆転の結果となりました。賛成6、反対9で否決です。反対討論者3人、賛成討論者1人でした。来週の初めにはインターネット中継でのアップがスマートフォンでも見れますので参考にしていただけると嬉しいです。
 
 ~反対討論趣旨
 私の反対の理由はこの事業を見直すことには賛成ですが、見直した結果での予算案を、廃止の議案を出す議会で審議するすること自体おかしくないですか、というものです。
 条例は町の憲法と言っても過言ではありません。作成するのにどれだけ審議を重ねてきたことか。平成4年にできた条例、その後時代の流れで5回ほど改正があっています。廃止の提案はもう少し慎重にしてもらいたいと考えます。
 鶴寿祝い金事業は百歳になられた方にお祝い金として10万円を花束とともに町長が届けるもので、かすや公報にそのたびに記事として載せています。時代にそぐわなくなったということでしょうが、条例のうまれた背景、現在の状況、今後の方向性を示し、少なくとも昨年の12月議会に提案すべきでした。
 庁内での町の予算編成の十分なる論議がなされていない結果での提案だと感じました。継続を求めて反対討論としました。