粕屋町の小規模企業者支援策に関して

 粕屋町が独自に小規模企業者に家賃の支援をすることになりました。その対象事業者を500としているので、その根拠を問うたところ、福岡県が休業要請している業種の内容を参考に事業者を洗い出した数字ということでした。

 

  他の自治体と比較しますと、支援策は二通りの考え方があります。①売り上げが減少した中小企業者すべてに支援するというやり方と、②粕屋町のように県の休業要請を受けて休業した事業所の家賃補助というやり方。

 

 どちらが小規模事業者にとってより恩恵を受けやすいのか、また、粕屋町がこのような形をとった経緯がよくわからないのでもう少し調査してみます。

 

 この度、「粕屋町勢要覧」を参考に商業事業所の数、従業員数の推移の表を作りました。このデータは総務省が出している「経済センサス2016年版」からです。

 

 事業所も業績も少しづつ増えてきています。

 

 また、この3月に第2期粕屋町まち・ひと・しごと創生総合戦略(令和2~6年度)が発行されました。その中に「経済センサス2016年版」からのより詳しい事業内容がわかるものがありましたので関連する図を2題出してみました。

 

 

 

 下の表は利益率に特化した内容ではないかと思います。専門的になりますので説明を加えますと

  • 付加価値額:企業が一定期間に生み出した利益。売上額から原材料などの原価を  差し引いたもの
  • 特化係数:地域の産業の付加価値額について、全国の同じ産業の比率と比べた数値。1を超えていれば全国に比べてその産業の稼ぐ力が相対的に高いということがわかる。※ わかりやすいように赤線を引きました。

 私自身が地域の産業実態をよく把握できていないので不十分な内容になっていることをお許しください。粕屋町の独自の支援策がより多くの中小事業者の助けになることを、そしてこの時期を乗り越えられる一助になるよう切に願っています。

 

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