緊急事態と一般質問

 5月15日に議会で会議があり、町長から解除に伴う粕屋町の対応について報告がなされました。その後、議員みんなで話し合った結果、6月定例議会(補正予算の議決のために予定より早くなりそうです)中の一般質問はしないという結論になりました。18日から通告書の受付が始まる予定でしたのでこのタイミングでの決定はギリギリの流れです。

 

 いろんな考え方がありとても難しい問題です。通常のやり方では粕屋町議会では一般質問の日は大体3日間設けています。その間、どんな質問に対応できるように課長職以上は全員出席となっています。

 

 今は特別定額給付金配布の事務に専念したい、また、役場自体も分散業務をしていることから、通常の議会日程を組むことは無理ということのようです。

 

 また、議員の質問への答弁の準備にもかなりの時間が必要となり、残業をしなければできそうにないというようにも伝えられました。この点についてはやや疑問がありますが、正確な内容ではないので意見は省きます。

 

 さて一般質問ができなくなると、今用意している課題について執行部と意見を交わすことはできなくなります。結局「要望書」という形で伝えることになりました。答えは答弁書という形で帰ってくることとなります。これも一つの経験です。柔軟にいきたいと思っています。

 

 私は建設常任委員会所属なのですが、以前から気になっている粕屋町独自の小規模事業者への支援について、家賃補助だけではなくすべての事業者への支援金支給ができないか、常任委員会での調査研究を提案しました。

 

 一人で調査するより、常任委員会という専門の組織で調査研究し、政策提言につなげる、これも議会の重要なあり方です。

 

 世界中の誰も経験したことがない事態を迎え、今後も第2波、3波の可能性がある中で議会は何ができるのか、議会も試練の時を迎えています。

 

 町民の皆さんに寄り添った議会でありたい!と強く思います。