漠然とした不安

 

 安倍首相が8月28日午後5時の記者会見で辞意を表明。安倍首相のスピーチを聞きながら、この先の日本の状況について考えました。

 

 8年近い総理大臣職。その間、繁栄し、如何にも大国であるかのような報道が連日なされ、海外での各国首脳との華やかな外交路線、結局何が成果として残るのか。ロシアのプーチン大統領と30回近くの会見を持ったとの報道に、トランプ大統領との親しげな写真に、大きな疑問を抱いています。

 

 政党に関して私が無所属を貫いているのは、ある意味自民党に信頼感を寄せられる部分があったからです。尊敬できる政治家もいました。しかしその信頼感は彼によってことごとく打ち砕かれました。国会審議を無視というのが一番大きいですね。

 

 最後にやっとプロンプター(透明画面に文字を映し出す装置)を使わずに行った12分間の演説。一見スマートだったけれど虚しく響く言葉の数々。

 

 次の首相が誰になり、コロナ禍以後の政治をどう切り開いていくのか行けるのか、まだ何もわかりません。地方議会と国政はかけ離れているようですが、どんなに「地域のまつりごと」を頑張っても国の制度が変わらない限り限界があります。

 

 漠然とした不安感を、地方の一政治家としてどう払しょくさせるのか、大きな課題がまた1つできました。