防災士養成講座を女性の地域リーダー養成に

 

 前回、女性の活躍に向けて女性リーダーの養成について述べましたが、12月の一般質問で一つの提案を町長にしました。ご紹介します。

 

 福岡県では毎年4つのブロックに分けて「防災士養成研修・試験」を実施しています。その養成研修に粕屋町から女性の受講生を募り、参加してもらったらどうかという内容です。

 

 平成29年にできた粕屋町避難所運営マニュアルの避難所運営委員会規約には「避難所を利用する女性の要望などを的確に把握するために、会長、副会長のいずれかは女性から選出するように努める」とあります。

 

 ただいきなり避難してきた人の中から女性の役員を、と言われてもすぐに手を挙げられる方は少ないと思います。地域のリーダーとしての活動の経験がある方は少ないし、その荷の重さに躊躇される方も出てくると思います。

 

 しかしながら女性リーダーは過去の災害の事例からぜひとも必要な存在です。また、女性のみならず高齢者、子ども、外国人の方へのニーズを把握するためにはぜひ必要な人材なので、日頃から地域の防災体制の要として活動できるように、町から積極的に受講できるよう働きかけてほしいと思います。

 

 県の資料によりますと町からの推薦があれば2日間の講座は無料ですが教本代、受験料、認証登録料など合わせて11.500円が必要です。その費用を町が負担してくれれば、受講しやすいのではないでしょうか。

 

 町の防災力を高める有効な手段となり、男女共同参画計画の女性の地域力向上、女性リーダー養成などになどにつながります。

 

 町長の答えは「様々なそういった女性進出のための講座は検討して、その予算措置に対しては調査してまいります」というものでした。

 

 すぐの実施は難しいとは思いますが、調査してくださるということなので実現できるよう今後も言い続けようと思います。