素敵な八百屋さん

 素敵な八百屋さんを見つけました。といっても以前あった八百屋さんの代替わりです。

 

コロッケの付け合わせにキャベツの千切りをしたかったので、キャベツだけを買いに八百屋さんに行きました。長者原の本屋さんのお隣です。以前はとっても素敵な中年の方がいて、その方の野菜談義を聞くのが楽しくて通っていました。

 

 ところがいつの頃からか姿が見えず、私の足も遠のいていました。やはりお魚や肉などが一緒に買えるスーパーが魅力的。忙しくなって生協での注文も増えていました。

 

 そして今日、8月予算オーバー、これ以上食費を増やしたくない、キャベツ以外のものは買いたくない、そう思ったので久しぶりに昔通った八百屋さんへ。

 

 入る前に霧にかかりました。

 

 一体何だろうと思ってお店の方に聞いたら、「屋外ミストを設置しました」という返事。お店の中も入り口はオープンなのに涼しく、お野菜も涼し気です。一つひとつをかごに入れて売っていました。キャベツは高いので4分の一1に切ってあるのを買いました。

 

 清算の時にお話を伺ったら、以前の八百屋さんの息子さんでした。ヨーロッパの八百屋では野菜にミストをかけて売るというのを知っていたからとしゃれたことをおっしゃる。

 

 よく見れば野菜の配列も気合が入っています。たくさんの種類を少しずつ陳列。心配り、気配りが気に入って結局5種類の野菜・果物を買う羽目に。

 

 狭い室内にふたつのエアコン。屋外に大型の冷蔵庫を置いて、いっぺんに広げず売れたら補充するというやり方をしているとのこと。この時期お商売は大変でしょうと伺うと、2年前から突然引き継いだとのこと。

 

 建設会社を辞めて始めたけれど準備期間なしでもできた。年々状況は悪くなるが、厨房を設置。ゆくゆくはお惣菜やお菓子づくりも始めたいとのことでした。明日、フルーツサンドを作って売るそうです。

 

 根っからの野菜好き。そんな感じの「八百晴」さん、応援します。

 手前の配線に2箇所の排出口があり、そこからキリが流れていました。学校帰りの子どもがかかって帰るそうです。店の奥の黒板に店の名が。奥ゆかしい。