化粧

 通院している耳鼻科の待合室には、ちょっと手に取って読んでみようかなという本があります。今日、斎藤茂太さんの本を読んでいるとその中に不思議な言葉を見つけました。

 

 「私は化粧する女が好きです。そこには虚構によって現実を乗り切ろうとするエネルギーが感じられます」。寺山修司の言葉だそうです。

 

 そんなつもりで化粧はしていないように思えます。素肌ではみっともないと思うのでしているだけですが、それが虚構を生きるということなのでしょうか。

 

 私は、その化粧によって変わる自分が好きです。エネルギーをもらえます。めんどくさい時の方が多いのですが、背中を押されるような気がするのです。

 

 美しく年をとりたいです。先日高砂にある病院に行ったので、帰りに大丸に寄りました。昨年見つけた婦人服のコーナーに行ってみたら、早速、服を勧められました。

 

 その勧め方が上手なのです。私に似合う私のための服。値段はさほど高くないので買いました。ただ上手に着こなせそうには思えない、私からいうと大丸で買った割には何となくダサいのです。

 

 おばさん臭いからいやだとある方に話したら、「実際、おばさんでしょう」と言われました。

 

 おばさんは美しく年をとるために化粧をします。

 

 我が家の鉢植えの秋バラを紹介します。「黒真珠」と「ㇻ・マリエ(花嫁)」

バラはおばさんから見たら美しすぎますね。