国の当初予算、通学路に特化の補助制度

 私は、4月の改選の時に「道路の側溝の整備・点検」を公約に掲げました。

 

 歩道を、既存の道路に新たに作ることは難しく、その上道路さえも狭いので、側溝の上を車が通り、蓋が損傷している場合が多くみられます。

 

 自転車で走っている時はさほど気にならなかったのですが、歩いてみると、蓋と蓋との間のすき間が大きくなったり、端が摩耗により欠けている箇所が多々みられます。

 

 乳母車や、子ども、高齢者が歩く時に危険だと強く思い、昨年から一般質問でも取り上げています。

 

 12月24日に政府は、2022年度当初予算案を閣議決定しました。その中に通学路整備に500億円という、通学路に特化した予算計上がありました。

 

 国土交通省はこれまで、防災を含む幅広い安全対策に使える交付金を自治体に配って通学路整備を促してきましたが、千葉県八街市で下校中の小学生が死傷した事故を受け、通学路に特化した補助制度を新設する、となったようです。

 

 粕屋町もこの千葉県の事故後に安全対策会議を開き、合同点検を行いました。

12月定例議会での報告によると、4つの小学校校区で49か所の点検を実施し、町で対処できるところはほぼ対処済みということでしたが、警察や県の管轄箇所は、その点検・整備はあまり進んでいません。

 

 今回の予算でその整備がどの程度行われるかはわかりませんが、福岡県は、この500億円の、通学路に特化した補助制度を利用して、積極的に対応をしてほしいと思います。