箱田町長の施政方針

  箱田町長の平成31年度の施政方針が、3月1日に始まった定例議会冒頭に発表され、ホームページにアップされています。⇒ (こちら

 シンプルでありながら内容の濃いものです。施政方針に基づく予算編成の詳細は3月18日からの予算特別委員会で審議されます。

 

 箱田町長は総務課、収納課、経営政策課などに在籍した経歴、しかも前々町長時代は副町長で行政マンのプロです。その彼の行政経験からくる「信念」の感じられる、強い思いのにじみ出た演説を聞けて、私は正直嬉しかったです。

 

 内容の「はじめに」の一部を抜粋します。

 

 今後、地方公共団体にとって優先されるべきことは住民の皆様との信頼関係を築くことです。・・・・略・・・・ 内部統制による組織マネジメント改革に取り組み、「信頼」をキーワードに行政組織の基盤づくりを進めてまいります。

 

 粕屋町にとって、今こそ最も必要な取り組みを前面に出しての施政方針です。質疑ができるのなら「具体的には? その予算措置は?」と一歩踏み込んだ問いを発したいところですが、残念ながら今の粕屋町にはその制度がありません。ほかの自治体では施政方針に対してきちんと向き合う仕組みをとっているところもあるのですよ。3月6日の私の一般質問時にその内容を取っておきましょう。

 

 給食センター建設・運営に関して粕屋町はPFI事業を導入し、今様々な問題が出てきています。それはある意味、粕屋町の行政組織の限界を示すものではないかと私には思われます。ただ思うに、限界が分かればそれを乗り越える仕組みを編み出すこともできるわけで、私は今、行政と議会が一丸となってその限界に挑み、それを乗り越える自治体になりたい、なりえる、と確信しています。

 

 箱田町長の出現により町は変わるでしょう。それに対して議会が後れを取ることがないように、それこそ二元代表制の一翼をしっかり担える議会になりたいと強く思います。