議案の賛成討論

 前回に続き、6月議会での「町立保育所建替え工事請負契約締結議案」に対する私の賛成討論をアップします

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 議案37号、町立保育所建替え工事請負契約締結について、賛成の立場で討論します。

 

 6年前の、平成28年(2016)6月議会で当時の執行部は突然町立保育所2園を民営化する計画を発表しました。私はちょうどその年度から厚生常任委員長になっていました。

 

 民営化に関しては審議の中で計画発表、事業開始から完了までが短期間であること、過去に2度保護者の反対で中止になっていることからこれは議会全体で取り組む必要があると思い、「町立保育所建替えに関する特別委員会の設置」を提案、可決されました。

 

 その結果、所管の厚生常任委員会だけでなく議会全体で取り組む体制ができ、あとで振り返ると、これが全議員の問題意識の共有ができ、議会全体での合意形成が取りやすくなりました。

 

 議会審議の中で印象的だったのは、保護者の町立保育所に対する強い信頼があったことでした。逆に言えば、保護者が町の保育行政を高く評価していたことなのです。

 

 周りの町民も同じ気持ちがあったからこそ、お盆を挟んだ夏の暑い日々にもかかわらず1か月半という短い間に9000人を超える署名が集まり、保護者の気持ちをまとめた請願が提出されました。

 

 議会も全議員で取り組むことによりその熱意に応えることができ、その後、別の形で特別委員会を作り、議会として提言書を箱田町長に提出することもできました。

 

 そして今議会での「町立保育所建て替え工事請負契約締結についての議案提出となりました。

 

 しかしながら今回7億8千3百万円もの経費をかけて町単独で建て替えを決断されるにはかなりの歳月、そして決断が入ったことでしょう。行政の皆さんの真摯な取り組みに心から敬意を表します。

 

 中央保育所は支援を要する子どもも多く、0歳から5歳までの園児に通常の保育をしながらの敷地内での建て替え、園舎取り壊し、園庭、駐車場完成までに1年半かかり、工事費の落札率が99.1%と聞きましたが、これに対してはいろんな考え方があると思いますが、それだけ工事を請け負う側も慎重に安全対策に力を入れる心づもりがあるのでしょう。

 

 

 この子育て支援の取り組みが町のさらなる発展につながることを祈念いたしまして、賛成討論といたします。

 

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  6月4日に行った、くじゅう花公園のバラです。凛として咲いていました。