小学生のマスク問題

 先日、小学生の保護者から子どものマスク装着についての相談がありました。

 

その内容は「黙食」と「登下校時、体育の時のマスク装着」についてです。福岡県教育委員会からの通知の件は粕屋町ではどのように対応してあるのですか、今のところ特に指導に変化がないのですが、という内容でした。

 

 学校教育課に問い合わせたところ、県の通知文に準じて対応しているという答えをいただきました。

 

 県の教育委員会教育長の12月1日の通知は、手洗いを徹底し飛沫を飛ばさぬような措置をとれば、生徒間の会話は可能とされ、また屋外ではマスクはとってもいいと判断できる内容でした

 

 ということで黙食、登下校時のマスクの着用ともにしなくても良いように、その旨を伝えていますということでした。さて、この通知を各学校がどのように判断されているのか、ご相談のあった学校では変更があっていないということです。

 

 学校と保護者が、子どもにとって最善の利益を優先するという共通の認識に立ち判断していただきたいと思います。

 

 現時点では、なかなかの難問だと思われますが、今後世の中は少しずつ変わっていきます。

 

 12月議会で「こども基本法についての町、学校の対応は」という一般質問しました。特に問題としたのは校則の見直しについてです。

 

 私が必要と思うのはまず教育委員会の方針の表明、ガイドラインの作成。それに沿って学校、保護者、こどもたちがそれぞれの立場で考え、折り合いをつけながら進めていくことだと思っています。

 

 このマスクの件も、子どもたちがどうしたいか、教育委員会の指針に従って学校は子ども、保護者に問いかけ、検討しながら進めていってくださることを切望します。

 

 子どもの健康は大人の責任ですが、そのことによって子どもの楽しむ権利が奪われては何もならない、今を生きる子どもたちに何をしてあげればよいのか、ベストでなくてもより良い対応ができたらと思います。

 

 下の図は厚労省からのものです。

 7か月前の5月発信ですが、登下校の際もいまだに子どもたちはマスクしていますね。まず大人が外ではマスクを取りましょう。