ウクライナ侵攻 1年

 ロシアの突然のウクライナ侵攻から早1年。紛争は終わる兆しを見せていない国際情勢の中で、私たちはどうすればいいのだろう。

 

 二つの新聞記事の抜粋を紹介します。

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2月24日毎日新聞「試される私たちの覚悟」毎日新聞外信部長 古元陽荘氏

 前略ーこの戦争でロシアの「力による現状変更」を実質的に認めるような形になれば、国際秩序への負の影響は計り知れない軍事力を背景に侵略行為に及ぶ国家が後に続く可能性が高まる。次の戦場は東アジアかもしれない。

 

 私たちがこの戦争への関心を失い、ウクライナへの支援を緩めた時、ほほえむのはプーチン氏だ。「力による現状変更」を絶対に容認してはならないという思いを、いつまでも胸に刻み続けることができるだろうか。私たちの覚悟もプーチン氏の挑戦を受けている。

 

2月19日しんぶん紅旗日曜版 「日本に足りていないのは戦争を回避する戦略構想力」日本総合研究所会長 寺島実郎氏

 前略ーここで考えてほしいのは台湾には米軍基地は一つもないことです。台湾をめぐる衝突に介入する米軍は、沖縄から出撃するのです。提案したいのは。東南アジア諸国連合(ASEAN)をはじめ世界各国を巻き込み、軍縮を軸とする「国連アジア太平洋本部」を設立し、沖縄に誘致することです。沖縄を戦争に巻き込んではいけないという空気を醸成しようとすることです。アジア諸国が日本に期待しているのは、対米過剰依存から脱皮し、アジアをどうしたいのか、その構想を示し、国際社会で役割を果たそうとする日本の行動ではないでしょうか。

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 何にもできないと手をこまねいているのではなく、国際社会の中での日本の役割を真剣に考え、行動できる人材を育てることはるか遠い道乗りのようですがそれが私たちにできる仕事ではないかと、思い至りました。

 

 今日は3月定例会の議会初日。箱田町長の施政方針がありました。

 3月1日に一般質問をします。議会の仕事を丁寧に励むこと、これが今の私に与えられた平和への道かなと考えています。