憲法と議員活動、小さな声を大切に

 粕屋町議会の一員である私にとって日本国憲法、地方自治法、粕屋町議会基本条例は活動の中心的な指針となります、

 

 その大本の憲法が制定された日が76年前の5月3日です。

 

 憲法といえば9条を守るか改正するかの大きな議論を、毎年この時期にマスコミで取り上げられますが、去年から今年にかけてLGBTQに関する勉強の機会が多かったので、14条と24条に関しての学びを深めることができました。

 

 粕屋町は昨年4月より「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」の導入を進めていますが、これは法的保障が整備されていない状況下において、できる限り便宜を図ろうというもので、基本的人権保障の立場からはまだまだ、という状況です。

 

 すべての国民は法の下に平等という14条の理念を生活の場で実現するには、まだいろんなハードルがあります。例えば今私は難聴の子どもさんが普通学級で学ぶにあたっての、聞こえに関する相談を受けています。

 

 先生の声については受信機を通して本人に直接伝わる「ロジャー」という機器があり、購入するのに補助制度がありますが、グループワークなどの時の友の声は機能上本人には届きません。

 

 もう一つマイクを用意すれば可能ですが、そのマイクを購入する際の補助制度はないのです。できたらそのマイクを学校の備品として備えていただけないかというお申し出です。

 

 私はそこまで配慮した制度があってこそ、初めて障がい者への合理的配慮がなされていると言えるのだと思いました。調べてみると実際に配慮されている近隣の自治体もあることがわかりました。

 

 現在関連する課で話し合いがなされているようですので朗報を待っています。

 

 今後も日常の「小さな声」に耳を傾け、その方たちの課題が少しでも解決できる糸口を見つけることに力を注げたらと思っています。

 

 そのためには憲法の理念に則った法律の勉強をもっともっとしなければと、心新たにしているところです。

昨年暮れにクレマチスを植えてみました。

 

慌ただしい時に購入したので、植え付けが遅れ、やや小ぶりです。

 

クレマチスとバラは本当に相性がいいですね。

 

クレマチスの優しい佇まいが、バラの美しさを際立てています。