女性議員を増やさなければならない理由

7月22日に上智大学教授の三浦まりさんの講演会がありました。主催は「福岡・女性議員を増やす会」です。

 

2022年度の日本のジェンダーギャップ指数は125位。政治・経済の分野が足を引っ張っているということでした。

 

ジェンダーギャップ・レポート2022では日本の国会議員(衆参両議院)713名中女性議員は110名で15.4%。

 

割合の高い国はメキシコ50%、ニュージーランド49.2%、フィンランド45.5%など・・・・・・・

 

国会議員の数が増えないことには順位は上がらないそうです。

 

地方議会は今年の統一選で議員数は増えていますが、世界標準にはまだまだのようです。

 

 何が遅れさせているのか、世界の中ではどんな要因で数値が高くなっているという分析から講演が始まりました。

 

 三浦まりさんによるとデータ的には2006年の頃は韓国、フランス、ドイツなどとそう変わらないのですが、この17年間に大きく開き、というより日本が停滞していて、他の国は躍進しているということのようです。

 

  データの説明で分かったことは法整備が極端に遅れていることでした。様々な課題に向き合い、法整備を進めるには女性議員の数が必要です。

 

  経済も落ち込んでいますが、日本はこの20年の間いつの間にか世界の潮流の中でおいてけぼりの状態になっているようです。リーダーにつくという女性がこれも極端に少ない。

 

 

 私が議員になって19年、この間、世界では大きく変革の波が押し寄せ、日本はおきざりということが、三浦まりさんの講演で痛いほどよくわかりました。

 

 日本の停滞の原因が知りたくて早速帰りに丸善に寄って、今年の1月に上梓されたという著書を買って読んでいます。

本の表題は「さらば男性政治」。

 

目次を紹介すると

  • 男性ばかりの政治
  • 20年の停滞がもたらしたもの
  • 女性に待ち受ける困難
  • ミソジニーとどう闘うか
  • なぜクオターが必要か
  • ジェンダー平等で多様性のある政治に向けて 

 

議員である間に何とか行動を起こしたいです。字が小さく専門用語が多いですが、頑張って読みます