デジタル社会の影

 8月19・20日に開催されたNPO法人 子どもとメディアの全国フォーラムに参加しました。場所は高宮のアミカス。会場には100人、オンラインで100人の参加者がありました。

 

 今年は11回目、私は会員なので当初は毎年参加していましたが、最近足が遠のいていました。

 デジタル社会の弊害は気になっていましたが、基本的にはデジタル機器があることで議員活動が可能になっているので、弊害はある程度仕方がないと思っていました。ただ子どもの育ち、特に乳幼児に対する悪影響は心配だったので悶々としたものがありました。

 今年の全国フォーラムのテーマは「デジタル社会の奔流の中で~いま 子どもの育ちをどう守るか~」

1日目の基調講演

国際ジャーナリストの堤未果さんによる
「AIにない3つの力 ~デジタル時代の子ども達に手渡したい宝~」

 

 【メッセージ】

チャットGPTにディープフェイク、スマホ脳・・・・・
ますます校則でデジタル化する世界で、私たちはどうやって真実を見つけたらよいのでしょう?子ども達が自分を見失わず、未来を選び取る自由を持ち続けるには?
私たち大人が手渡せる宝物は、案外近くにあるかもしれません

ちなみに話の中で、AIにない3つの力とは

  • 想像力
  • 待つ力
  • 問う力

とおっしゃっていました。

私の感想:

国際ジャーナリストとしての観点から地球規模の話でした。ご本人が堤未果の話は夏にしか聞けないと言われると苦笑しながらおっしゃっていました。ジャーナリストの切り口で影の部分に警鐘を鳴らす意味で、怖くなるゾッとする話が多いのですが、最後に希望として「地方分権一括法」の話をされました。

 

小さな自治体、地域での取り組みがやがて社会を変えることになる、その観点からのAIにない3つの力でした。旬のものを食べる、絵本の読み聞かせ、アクティブラーニングの話など、実行できそうなことをあげられてちょっとホッとしました。明石市の元市長泉房穂氏の「政治に背を向けてはならない」という言葉も添えて。