家計簿記帳から議選の監査委員へ

 私は今期、議会選出の監査委員として議会活動を行っています。

 

 7月の1か月間は、各課から寄せられた資料とその説明をもとに、監査委員の立場で令和7年度の決算を審査しています。

 

 私のほかに有識者として代表監査委員の方がおられ、監査事務を取り扱う監査事務局長が全体の事務を行います。

 今期の役決めの時に、「本田議員は数字に強いから」と議長から推薦され、皆さんの賛同を得て就任しました。

 

 自分で言うのも変ですが、数字からその奥にある物語を感じます。なんだか違和感をあると思って調べてみると、やはり変なこと、間違っているケースが多々あります。

 

 その感覚は長年の家計簿記帳で身についたのではと思っています。

 明治時代に女性新聞記者で活躍した羽仁もと子が作ったもので、日本で最も古い家計簿で1904年にでき、今も当初のままです。

 

 その根本にはキリスト教を土台にして「家庭は簡素に社会は豊富に」という思想のもとに、理想の暮らしとは何かを「予算」とその費目を通じて問いかけました。

 私はその家計簿記帳を広める「友の会」という組織に30年以上在籍し、普及活動をつづけました。

 その活動を通じて社会のありようを学び、家庭は社会の基礎であり、予算立ては、単なる数字の管理ではなく、暮らしを見つめ未来を描く営みそのものなんだという実践を通して、自然にまちづくり、自治体会計へと興味が広がっていったのです。

 

 今は自分なりにパソコンでの家計簿記帳をしていますが、家計簿記帳を通して数字への興味が生まれ、数字が示すものへの「感」が働くようになったのだと思います。

 監査委員という仕事はとても地味ですが、職員さん達の地道な努力の跡を発見するのはとても楽しいです。

 

 粕屋町の未来を共に描きより良い方向へ貢献出来たら、と思いつつ毎日数字とにらめっこしています