パブリックコメント(意見募集)を巡って

 6月11日の総務建設常任委員会において、AIオンデマンバスの取り組みの報告がありました。

 

 その時に利用料金について町民の意見を求めてるためにパブリックコメントを行っています、という報告に「あれっ」と違和感を感じました。ホームページのお知らせ欄には案内は載っていないのです。

 

 以前の私の一般質問でただしたときに、パブリックコメントを募集するときはあらかじめ議会に説明しておくこと、またホームページ上で新着情報の欄に記載し、そこから内容に飛べるようにリンクを貼ることを行うと答弁があって実行されるようになっていたはずなのに、なされていない事実が判明。すぐに担当課に問い合わせました。

 

 翌日12日にはホームページ上に新着情報として載りましたので、ほっとしているところです。

 

 ところが課題はもう1つ、図書館で目にした2つの募集案内に大きな差があるのです。

 

 

 左側は高齢者支援課による川柳の募集。内容が説明されており、すぐにでも書き込めるように用紙と鉛筆が用意してあります。

 

 右のAIオンデマンドバス運賃(案)と書いてある箱の方はどうでしょうか?

 

 説明のチラシは箱の左側に挟んであっているだけで一見しただけではわかりません。また、募集期限もわかりません。表題「AIオンデマンドバス運賃(案)」のAIオンデマンドバスも何のことやらわかりません。

 

 意見用紙も箱の右側に挟んであって私が見た時は1枚しかありませんでした。締め切り日はその用紙の下段に説明の一つとして小さく書き込まれていただけです。

 

 担当者の熱意の差なのか、やり方がよくわかっていないのか、町として特にパブリックコメントを募集する際の概要を確認して徹底してほしいと、ホームページ担当課と内容担当の都市計画課に強く求めました。

 

 AIオンデマンドバスは9月後半から実証運行、来年4月より正式に運行予定。ふれあいバスは今年の11月には廃止の予定です。今までとは大きく変わる運行内容、担当も住民福祉部から、都市政策部に変わります。

 

 ふれあいバスは無料でした。今度は有料、しかも自分で申し込まないと乗れません。不慣れな高齢者にどのくらい利用されるのか、また運賃も今のままでは往復400円かかります。

 

 だからこそのパブリックコメント(意見募集)なのに?!

 

 交通弱者のための運行であることを担当者にはかみしめてもらいたい、またそれを伝えるのも議員の仕事だと思って、今回ちょっと厳しい対応をさせていただきました。