西日本新聞8月4日の春秋に「没後20年のその人のことを、イチローさんが思い出させた」とありました。
お盆に帰省した子どもたちといろんなことを話したので、再びこの記事のことが脳裏に浮かんできました。ちょっといい話なのでご紹介します。
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イチローはオリックス時代に打撃コーチらから打法を変えるように言われ反発していたが、仰木さんに「変えなくていいよ」と言われ、日本を代表する打者になった。
近鉄時代では野茂投手から「私の投げ方を変えさせないでください」と言われ自由に投げさせた。日本を代表する投手になった。
仰木さんは少々のことには目をつぶり、「欠点を直して平均化するよりも、長所を伸ばして武器にした方がいい」と。
野茂選手の「トルネード(竜巻)投法とイチロー選手の「振り子打法」。米国でも成功するに至った2人の活躍は仰木さんとの出会いなしには語れない。
平均化を排した仰木流は古びない。野球に限った話ではない、スポーツに限った話ではない。
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私の育児は平均化を強く推し出したやり方でした。
個性豊かな子どもたちに、「普通に」と強く願ったのです。その方が生きやすいだろうとの親心でしたが、今となって思うのは私自身の弱さがそうさせたのでした。
50歳、48歳、45歳の子どもたちは幸い自分の力で、普通ではない生き方をしています。