10月4日の投開票で唯一の女性候補高市早苗氏が新総裁に選ばれ、初の女性首相への道が開かれました。
・「女性首相」に託す党刷新
・右寄り強調か 現実路線か
・「ガラスの天井」やっと
・女性政策 停滞を懸念
毎日新聞と西日本の見出しの一部です。女性の総理大臣の可能性が出てきたのに、あまり期待感が感じられないのは、高市氏の発言に女性の権利擁護の言葉が乏しいからです。
選択制夫婦別姓導入については女性の方が賛成率が高いとされますが、高市氏は強硬に反対しています。男女の固定的な役割分担を解体していくことにも後ろ向き。
選出直後の挨拶が、昭和時代の猛烈社員を思い出す「馬車馬のように働いていかないと自民党の立て直しはできない」、自らも「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と繰り返し言及。
フェイスブックには総裁選で勢いづいたのか、早くも外国人排除の内容が多数出て来て、ちょっと異様です。
私自身の経験から男性社会の中で生き抜くには男性以上に男性的でなければ難しい。高市氏も幾多の困難を経て、3度目の挑戦で勝ち抜き、現在の地位を獲得されたと思います。
その道のりには深く敬意を表しますが、簡単に判断するのではなく、今後の展開を見守りたいと思っています。