初の女性総理 誕生なのに

 地盤、看板もないサラリーマン家庭に育った女性政治家が104代の総理大臣に選ばれました。

 

 女性議員を増やす活動をしている身としては、女性の総理大臣就任は何にもまして喜ばしいことなのですが、タカ派色の強い高市氏にはどのように対応すればいいのかわからず、明確な論調は避けていました。

 

 10月24日に所信表明の演説がありました。

 

 最も気になる内容は、防衛費を2027年度に国内総生産(GDP)比2%に増額する目標を25年度中に前倒しし、今年度で達成すると明言。今でさえ防衛費は近年毎年約1兆円ずつ増やしているのに、です

 

 女性の政治家なら平和を求めるはずという常識を完全に覆しています。私としては軍備増強には真っ向から反対したい。

 米国はGDP比3.5%までの増額を水面下で求めており、更なる増額を迫る可能性もあると言われています。トランプ大統領との首脳会談では「信頼関係を構築し、日米関係を更なる高みに引き上げる」という決意も示しているので、この不安は拭いきれません。

 その財源はどこから? 

 

 防衛費増額の財源のうち、所得税増税は開始時期を先送りしたままで、経済対策や社会保障改革も財源を後回しにしているということのようです。

 

 今後の動向を注視します。