2014年

1月

30日

祖母のアドバイス「とにかく1日1日、頑張りなさい」

発表のテレビ番組を見ていて不思議な気がしました。ほとんどの方が女性の研究者という言葉を使っていないのです。30歳の若さが前面に出ています。研究内容があまりにもすごすぎて、男性、女性関係なく世界中のすべての人からの賞賛があるからでしょう。

 

 論文を審査する査読者(世界のその分野の権威)、レフェリーから「あなたは細胞生物学の歴史を愚弄している」とまで酷評されても、めげなかった小保方晴子さん。どんな人物なのかとても興味がわいてきました。連れ合いが早速「ネイチャー」からダウンロードした論文を見せてもらいました。7人の共同研究者がいます。左の図はその中の一部です。「ピンチの時は必ず助けてくれる人が現れた。幹細胞研究のプロフェッショナルの助言をもらえたお蔭」と振り返っています。

 

 日本のこの分野での研究の進歩が目覚ましく、小保方さんのような若い研究者を支える土壌ができているのでしょう。科学者の一人である連れ合いも興奮気味です。うれしいニュースでした。

 割烹着の着用を勧めたおばあちゃんの助言を見出しにしていますが、どんな方なのでしょう。この方にも興味がわいてきました。ミーハーです。

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2014年

1月

27日

NHK新会長就任挨拶

 なぜこんな発言を不用意に、というかあえて安倍総理を援護する意味でしたのでしょう。

日本の政治家の発言はいつも内向き。というより身内に話すような不用意さが付きまとうのですが、世界中に発信されているということの自覚があまりにも足りないように思います。今回は政治家ではなく公共放送の会長就任の挨拶、英国ではBBC放送の会長にあたる役職。歴史の認識、国際間の様々な事情への配慮のなさ、教養も何もあったもんじゃない、どうなるでしょうか。

 

 多分橋下さんの従軍慰安婦肯定論より内外、特に外国への影響は大きいと思います。

 

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2014年

1月

23日

沖縄基地問題

 昨年暮れの沖縄県知事仲井真弘多氏の表情の奇異さが忘れられません。政府からの沖縄振興策と引き換えに名護市の辺野古埋め立てを承認した時です。

 2021年度まで毎年3000億円台の沖縄振興策予算を確保する方針や基地負担軽減策を示したことを評価してのことらしいですが、その豹変ぶりにびっくりしています。今まで好意を抱いていた政治家の一人でしたので尚更です。

 

 新聞記事によると稲嶺市政に国は4年間で40億円の交付を凍結しているとありますが、岩国市でも同じようなことがありましたね。財源の乏しい自治体での削減は本当に大変だろうと思いますが、そのことにもかかわらず多くの市民が埋め立て反対を唱える稲嶺氏に投票した、これはすごいことです。

 

 人口6万人の名護市の今後の様子を注目したいですね。たぶん今からまた政府は「カネ」にものを言わせて辛辣な圧力、嫌がらせをするでしょうから。というかもう始まっていますね。

 

 普天間基地の移設問題に対して私たちはどうすればいいのでしょう。移設が可能でも、新基地を建設するのにあと9年もかかるのだそうですが、その間の世界情勢、アジアの体制は?

 近隣の国との友好関係、世界の平和を強く願うことからしかはじまらないと感じた次第です。

 

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2014年

1月

22日

寒い!

 あさ7時半の我が家の庭からの日の出です。右のほうに朝日が光っていますがわかるでしょうか。朝、実家の母を訪ねましたが、その後はずーっと家。暖房のないところは冷蔵庫の中にいるようです。

 大寒は大寒らしく寒くなってほっとしていますが、寒いのはやはり苦手。東北の人の辛抱強さは厳しい冬を乗り切るからと、昨日の歌番組で東北出身の歌手が言っていましたが、ニュースで雪景色を見るだけでブルブル!

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2014年

1月

18日

人生3度生き直す

 優しいお顔です。小野田寛郎さん、91歳で亡くなった。毎日新聞の記事からの抜粋をまとめました。

3度生き直しとは

①フイリッピンで45年8月の終戦を信じず潜伏生活を送り、探検家との接触を機に上官の元少佐から武装解除の「命令」を受け、帰国した②帰国後1年余りでブラジルに渡り、原野を独力で切り開き牧場経営に成功する③1989年「自然塾」を開設、日本各地で子どもたちのキャンプ生活を指導、子どもたちに「ジャングルおじさん」と呼ばれた

その語録

子どもたちに望むのは「力強く生きる健康な体、何になりたいかを見つけ、そうなってみせる自信」と語り続けた。孤独だったでしょう、と尋ねたら「人間の弱さ、独りの弱さが身に染みた。精神的自由をある程度は我慢しても、多くの人と共に生きることが大事なんです」。小野田さんは「浦島太郎」のような激変にさらされながら見事に進化を続けた。「何をやるにも努力・度胸・度量だね。みんな『ど』がつく」。

 

ひとりの、誠実でアグレッシブな紳士が自分の人生を全うされた。合掌。

 

 

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2014年

1月

16日

図書館2階の水彩画展

 文化協会の(水彩画教室」の作品展が図書館2階で開催されています。お付き合いのつもりで会場に入ってびっくり。素晴らしい作品がたくさん。心が洗われるような、こんな刺激は久しぶりです。

 皆さんの生き物、景色、生活の小さなものへの愛情が感じられて嬉しくなりました。

上手とかそういうものではなくて、見つめる目の優しさ、それがお一人おひとりの作品に現れていました。会場の生け花、蝋梅が見事でしたが、この時期に発表会をするという皆さんの心意気が伝わって来る花生けでした。19日まで展示です。

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2014年

1月

15日

役場の1月の人事異動

 役場の総務課で情報公開の開示請求を申し込んでいたら、経営政策課の課長に会いました。人事異動の件を話したら、課では1名削減とのこと。

 

 「えっ?」とわが耳を疑いました。異動が土地開発公社担当の職員だったので、今後のこともあり気になっていたのですが、経営政策課全体での1名減は本当に大問題です。予算決算、総合計画の進捗状況、行政評価の実務など、今後の施策の舵取りをする役場の要的存在と私は捉えているからです。電子情報の管理もこの課で、総務部関係の人材育成も兼ねていたような面もありました。昨年秋、管理職の職員の欠員が2名生じた結果の人事異動として理解はしていたつもりだったのですが。

 

 今まで経営政策課が果たしてきた役割の重大さを考え直さないとないといけない、それとも因町長の政治姿勢はこの課の果たす役割をそんなに重く捉えていない?どのような形で今後進むのでしょう。

 

 平成18年から進めている行財政改革や、もともと粕屋町は非正規雇用の職員が多かったのでそのつけが今表れてきています。

 

 粕屋町役場正規職員・嘱託職員・臨時職員の雇用状況

       正規  嘱託職員 臨時職員 合計

23年3月1日  210    54   183  447

25年3月1日  206    66   177  449

 

  決算報告の資料では、23年以前にはこういう形でのデータがなかったのでこれ以上は分からないのですが、予算も増え、国からの委託業務も制度改正で日に日に複雑になってきている現在、人件費だけは減り続けているという現実、考える必要がありますね。政策立案能力のある職員が減ってきているのは大問題です。

 

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2014年

1月

13日

ハンナ・アーレント

 家族と映画を見ました。昨年の12月にKBCシネマで上映した映画で、もうやっていないかと思っていたら、まだ上映中とのことで早速、車で都市高速を飛ばして行ってきました。今週一杯はやっているようです。12月は1日に1回でしたが、1月は2回になっていて、じわじわと観客の数が増えているよう。

 

 いい映画でした。ドイツ系ユダヤ人哲学、政治学者の女性の半生記です。ユダヤ人で強制収容所の経験がありながら、ナチスユダヤ人虐殺の最高司令官、アイヒマンの裁判傍聴記で、アイヒマンは悪魔でも何でもない普通の役人だと、普通の人間が思考停止になって残虐行為を、つまり誰でもが悪に加担する、また、ユダヤ人虐殺に協力したユダヤ人がいたという事実を同時に公表したことで、一大センセーションを起こしたというストーリーです。

 

 アイヒマンはただの、命令に従った官僚にすぎない、あくまでも何でもない、陳腐なほど普通の人間だと感じたままを、自分の哲学思想に忠実に発表し、全政界のユダヤ人、またホロコーストの摘発運動に参加している著名な人、また人々を敵に回すことになっても自分の姿勢を貫きました。自分が愛するのは国や民族ではなく、友人たちだと、それが唯一の愛情だと絶縁された家族同様のイスラエルのシオニストの元闘士に伝える場面は、とても印象的でした。

 

 この映画の女性監督、マルガレーテ・フォン・トロッタもまた、すごい。映画を企画して10年の歳月が必要だったとのこと。人種、宗教、政治、経済を超え、人間が考えることによって存在するという、忘れていた希望を与えてくれたと、ある映画評論家は書いていた。

 

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2014年

1月

12日

消防の出初式と成人式

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2014年

1月

11日

? 教育委員会の仕事の仕方

 今日、ある会合で中学校のPTAの方とお話をした際におかしなことを耳にしました。

 

 11月末に行われた各小学校での「給食センターの建替え」についての説明会を中学校で開かれなかったということに関して、3年後の建設なので関係ないだろう、と中学生の保護者への説明会を省かれたといわれるのです。

 

 中学生の保護者でも給食センターがどのような状況にあり、今後どうなるのか説明を受ける権利はあります。まして町民なので粕屋町の納税者であり、今後の教育行政に対しては強い関心があると思われます。

 

 この説明会のチラシの書き方にも以前から疑問を持っていました。「町はPFI方式で改築するということを決めました」ので説明会を開きます、という表現方法ですが、決まって予算がついているのは土壌調査とPFIアドバイザリー業務委託に対する2291万円の執行だけなのです。それをあたかも決定なので説明します、質問のある方はという会の開き方で、最初から終わりまでPFI方式の説明でした。

 

 いろんな方法を考えてみて今のところ町ではこのやり方がベストと考え、調査中で議会とともに検討中ですが皆さんの質問にお答えします、というスタンスを取るべきではなかったのでしょうか。

 

 もっともこの説明会も、議会報告会でPFIのことが何も情報として入ってこないという保護者からの問いかけがあり、議会で問題になったから開催という流れだったのです。

 

 説明会では10月25日の刃こぼれによる「すき焼き」献立ての中止のお詫びはありませんでした。中央小での保護者の再度、肉の献立を考えてほしいという要望に、規則だからできませんという回答があっただけでした。その発言に出席した板私が「議会では聞いていない」と申し上げたら、今日は「議員の発言は控えてほしい」と遮られました。

 

 納得がいかないことばかりです。議会軽視、町民無視の仕事の仕方にどう怒ったららいいのか思案中です。

 

 

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2014年

1月

07日

初仕事

 昨日が役場の出初式の日。今日は私の初仕事の日。

 

 学校教育課に、昨年より気になっている学童保育の指導者研修の件で訪ねました。実は昨年、福岡県学童保育連絡協議会の指導者養成の出前講座を粕屋町でも採用したらどうかという提案をしていました。講師派遣6講座、18万円くらいで指導者としての心構えや日常の業務、子どもへの接し方など一通りのことが学べる仕組みです。

 

 昨年は、来年考えます。今年はもう少し様子を見てからと。

課長の話ではここ2年、いろいろ改革して少しずつ成果が見えてきているのでもう少しこの状態で、上からいろいろ言っても強制になるので、という応えでした。

指導者の方たちが自ら学びたい要望が出てから、私が提案している講座の研修を考えたいという回答でした。

 指導者の方たちは全員、臨時職員です。行政は研修をする義務があるし、また研修の機会はいくらあっても足りないくらいだと、むしろ私には研修を受ければ受けるほど、皆さんは学びたくなるのではと思われるので、課長の答えには?マークです。 

 でも確かに2年前より改善はされていることは事実なのでもう少し様子を見ることにしました。1月19日に「子ども・子育て支援法に伴う学童保育 問題と課題」という学習会の案内が来ているので学んできます。

 

 いずれにせよ26年度中には国の制度改正で条例の改正をしなければならなくなります。今から情報提供に励みましょう、私のほうが学ぶ機会が多いと思うので。

 

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2014年

1月

06日

庭先の水仙

 凛とした姿で今年も咲いた日本水仙。

 細くて美しい立ち姿に何思う?

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2014年

1月

04日

母と私の年の取り方、新年の思い

 新しい年を迎えました。本年もアクセスをよろしくお願いしますね。

 

 私は65歳のお正月を迎えました。思っていた以上に落ち着いて向き合えました。不思議です。65歳という響きが気に入っています。

 

 年を取るということはそんなに恐ろしいことではないようです。

母は昭和元年に生まれ、1月2日に我が家で親戚、妹の家族と米寿の祝いをしました。認知症と認められ介護認定を受けて3年、進み方も加速度を増しています。今は自分がどのくらい年を取ったか把握できません。幼子のように受け答え、彼女の記憶の中での会話はとてもスムーズです。

 しかしながら、疲れたり周囲のものがほかの話をすると、ガマンができないので帰る、しかも生まれ故郷に、と言ってききません。

 私たちはそういう時の対応を学びました。一旦、そこで話を打ち切り、外に出てまた戻ってくるように仕向けます。そうするとリセットしたように新しい気持ちになりまた会話が弾みます。そんな母がとても可愛く思えます。

 

 私が母のようになっても多分周りの誰かが同じように接してくれるでしょう。認知症療法の研究が進み、もっと容易に対処できる方法が見つかるかもしれません。とにかく介護保険はありがたいですね。

 

 忘れられるって素敵なことだと思います。不要なことは忘れて、楽しかったことだけを思い出しながら暮らす、母の日常がそんなふうに営まれるよう、娘として精一杯のことをしたい、またそうすることが私の老いへの準備でもあると思われます。

 

 ということで、国のオレンジプランの発表もあり、今年は認知症になっても地域で暮らせる、そんな地域づくりを目指す1年にしたいと考えています。それに今まで提言してきたまちづくりがさらに進むよう、行政の皆さんへ強い態度で向き合います。9年の実績が私を少しずつ強くしてくれています。

 

 

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